東京株式(前引け)=反落、新型コロナ警戒とFOMC前で買い手控え
14日前引けの日経平均株価は前営業日比136円34銭安の2万8504円15銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は4億4488万株、売買代金概算は1兆654億円。値上がり銘柄数は735、値下がり銘柄数は1334、変わらずは111銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日の欧州株が総じて軟調だったことや米国株市場でNYダウやナスダック総合指数など主要株指数が揃って下落したことを受け、リスク回避の売りが優勢となった。新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株の感染拡大が止まらず、改めて経済活動への影響を懸念する動きが優勢となった。半導体関連をはじめ値がさの主力輸出株に売りがかさみ全体を押し下げている。途中下げ渋る場面もあったが、FOMCの結果公表を前に積極的に買いポジションを高める動きはみられない。
個別では売買代金トップのレーザーテック<6920>が1000円を超える下落となったほか、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連が安い。日立製作所<6501>が軟調、ファーストリテイリング<9983>も下落した。メドピア<6095>、gumi<3903>などが大幅安。半面、三井ハイテック<6966>が買い優勢、トヨタ自動車<7203>もしっかり。村田製作所<6981>が上昇したほか、東京海上ホールディングス<8766>も値を上げた。Hamee<3134>が急騰、シンシア<7782>も値を飛ばした。井筒屋<8260>、日本ハウスホールディングス<1873>なども物色人気に。