米国株見通し:弱含みか、地政学リスクで売りも

市況
2021年12月17日 14時12分

(14時00分現在)

S&P500先物      4,662.00(-6.7)

ナスダック100先物  15,835.00(-28.9)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安。NYダウ先物は20ドル安。NY原油先物(WTI)も失速し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。

16日の主要3指数は反落。ダウは35897ドルと29ドル安にとどまったが、ナスダックは2%超の大幅安。この日開催された英中銀金融政策委員会(MPC)では予想外の利上げ、欧州中銀(ECB)でもパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の来年3月終了により今後の金融引き締めが意識された。それらを受け、ハイテク株売り・景気敏感株買いの動きが顕著に。また、新型コロナウイルスの世界的なまん延も売りを誘発する要因となった。

本日は弱含みか。バイデン政権が中国の複数の機関を輸出禁止対象に追加したほか、ウクライナ問題で欧州連合(EU)に対して対ロ制裁を求めるなど地政学リスクを嫌気した売りが先行し、アジア株安の流れが波及しそうだ。一方、今週開催された連邦公開市場委員会(FOMC)でのタカ派的な政策方針が改めて材料視されれば、売りを後押しする要因に。材料難のなか、前日のフィラデルフィア連銀製造業景気指数など低調な経済指標も意識される。

《TY》

提供:フィスコ

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