「5G」が21位にランク、総務省が携帯大手に基地局整備の加速を要請<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「5G」が21位となっている。
総務省は昨年12月28日、NTT<9432>グループのNTTドコモとKDDI<9433>、沖縄セルラー電話<9436>、ソフトバンク<9434>、楽天グループ<4755>子会社の楽天モバイルに対し、5G基地局の整備を加速するよう要請した。
岸田文雄政権は、地方からデジタルの実装を進め、新たな変革の波を起こし、地方と都市の差を縮めていくことで、世界とつながる「デジタル田園都市国家構想」を掲げているが、これを実現するためには都市と地方での5Gの一体的な整備が欠かせない。岸田首相は同日に開催された「第2回デジタル田園都市国家構想実現会議」で、5Gの人口カバー率を現在の3割程度から2023年度に9割まで引き上げる目標を示しており、5G高度特定基地局(親局)と5G基地局(子局)の整備が一段と進みそうだ。
関連銘柄としては、基地局工事を手掛けるミライト・ホールディングス<1417>、コムシスホールディングス<1721>、エクシオグループ<1951>など。また、通信インフラのシェアリングなどを提供するJTOWER<4485>、基地局向け計測器大手のアンリツ<6754>、5G基地局向けテスト装置を扱うアルチザネットワークス<6778>にも注目したい。