話題株ピックアップ【夕刊】(3):Enjin、CSランバー、シルバエッグ

注目
2022年1月17日 15時19分

■平和 <6412>  1,819円  -115 円 (-6.0%)  本日終値

平和<6412>が大幅安。前週末14日の取引終了後、22年3月期業績予想の下方修正を発表。営業利益を223億円から90億円(前期比69.5%増)へ減額しており、これが嫌気されたようだ。売上高も1507億円から1206億円(同11.9%増)へ引き下げた。第3四半期までの遊技機の販売が期初予想を下回ったほか、第4四半期において世界的な半導体不足の影響により十分な台数の製品を供給することが見込めなくなったことが要因。

■出前館 <2484>  825円  -13 円 (-1.6%)  本日終値

出前館<2484>が安い。同社は14日取引終了後、22年8月期第1四半期(9~11月)連結営業損益が89億7200万円の赤字(前年同期は32億2900万円の赤字)だったと発表した。通期計画の500億円の赤字から550億円の赤字までのレンジ(前期は191億5700万円の赤字)は据え置かれた。「出前館」のサービス拡大に向けた取り組みを強化しているとし、1都3県(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)において大規模なキャンペーンを行ったことで、ユーザー、配達員、加盟店の数が増加したとしている。

■Enjin <7370>  2,321円  +400 円 (+20.8%) ストップ高   本日終値

Enjin<7370>がストップ高。同社は14日取引終了後に、22年5月期第2四半期累計(21年6~11月)の単独決算を発表。同社は昨年6月18日に東証マザーズ市場に新規上場したため前年同期との単純比較はできないが、営業利益は5億1500万円と通期計画の9億3200万円に対する進捗率が55.3%となったことが好感されているもよう。前週末14日に上場来安値を更新していたこともあり、買いが入りやすくなっているようだ。売上高は13億9000万円で着地した。PR支援サービスで法人/経営者向けの売り上げが伸びたほか、新規事業のプラットフォームサービスも順調に成長したことが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■OATアグリオ <4979>  2,071円  +294 円 (+16.5%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ

OATアグリオ<4979>が急反騰。前週末14日の取引終了後、2月28日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性を高めることでより投資しやすい環境を整え、投資家層の更なる拡大を図ることが目的という。効力発生日は3月1日。

■シー・エス・ランバー <7808>  3,890円  +550 円 (+16.5%)  本日終値

シー・エス・ランバー<7808>が続急騰。22年5月期連結業績予想について、営業利益を22億5000万~24億5000万円から34億~35億5000万円(前期比2.4~2.5倍)へ上方修正したことが好感された。住宅の購入意欲が依然強いことや、「ウッドショック」の長期化や木材価格の高止まりへの対応として、代替材の提案や適正利潤の確保への取り組みに注力したことで、プレカット事業におけるセグメント利益が想定を上回る見通しだ。なお、同時に発表した第2四半期累計(6~11月)の営業利益は19億9500万円(前年同期比3.3倍)だった。また、6万株の立会外分売を実施すると発表した。分売人から一定数量の売却意向があり、株式の分布状況の改善や流動性の向上を図るためという。分売予定期間は1月25日から27日で、分売価格は分売実施日前日の終値もしくは最終気配値を基準として決定する予定。なお、買付申込数量の限度は顧客1人につき1000株(売買単位100株)としている。

■シルバエッグ <3961>  1,083円  +147 円 (+15.7%) 一時ストップ高   本日終値

シルバーエッグ・テクノロジー<3961>が後場急伸。同社はきょう、バニッシュ・スタンダード(東京都渋谷区)と連携し、ニトリホールディングス<9843>の公式通販サイト「ニトリネット」で人工知能(AI)によるインテリアコーディネートのレコメンドサービスを開始したと発表。このサービスは、バニッシュ・スタンダードのStaff Techサービス「STAFF START(スタッフスタート)」と、シルバエッグのAIサービス「アイジェント・レコメンダー」を連携させたもの。「ニトリネット」にスタッフが投稿した多様なインテリアのコーディネート画像(スタッフコーディネート)から、顧客の好み・関心にあうものをAIが選び出し、提案することが可能になるという。

■MITホールディングス <4016>  759円  +100 円 (+15.2%) ストップ高   本日終値

MITホールディングス<4016>がストップ高。前週末14日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視された。上限を10万株(発行済み株数の4.85%)、または1億円としており、取得期間は1月17日から7月31日まで。株主還元水準の向上を図るとともに、経営環境の変化に応じて機動的な資本政策を遂行することが目的としている。また、同時に発表した22年11月期連結業績予想は、売上高42億7000万円(前期比10.5%増)、営業利益1億400万円(同74.9%増)、純利益5700万円(同2.0倍)と大幅増益を見込むことも好感されている。新たに連結子会社となったオレンジコンピュータ及びエーピーエスが加わることに加えて、デジタルマーケティングや認証ソリューションなどの新サービスの受注拡大を見込む。なお、21年11月期決算は、売上高38億6500万円(前の期比0.4%増)、営業利益5900万円(同56.1%減)、純利益2800万円(同64.1%減)だった。

■UUUM <3990>  776円  +100 円 (+14.8%) ストップ高   本日終値

UUUM<3990>がストップ高。前週末14日の取引終了後、22年5月期上期(6~11月)の決算を発表、営業利益は前年同期比15.4%増の3億3900万円と増益着地となった。同社は第1四半期決算と同時に通期予想の下振れ見通しを発表、その後株価下落が続いた経緯があり、今回の上期決算を受けて過度な警戒感が後退し、買い戻しの動きが強まっているようだ。売上高については会計基準変更の影響により108億8700万円(前年同期111億600万円)となったが、この影響を除いた場合でみると増収を達成している。通期予想は売上高186億~219億円(前期244億8800万円)、営業利益5億~8億3000万円(前期比38.7%減~1.7%増)の見通し。

■タケダ機械 <6150>  2,300円  +290 円 (+14.4%)  本日終値

14日に決算を発表。「今期経常を一転35%増益に上方修正、配当も10円増額」が好感された。

タケダ機械 <6150> [JQ] が1月14日大引け後(15:00)に決算を発表。22年5月期第2四半期累計(6-11月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の1億4200万円に急拡大し、従来の72.7%減益予想から一転して増益で着地。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の30円→40円(前期は30円)に大幅増額修正した。

⇒⇒タケダ機械の詳しい業績推移表を見る

■グッドパッチ <7351>  2,482円  +288 円 (+13.1%) 一時ストップ高   本日終値

グッドパッチ<7351>は一時ストップ高。同社は14日取引終了後、22年8月期第1四半期(9~11月)連結営業利益は2億2300万円(前年同期比91.4%増)と発表した。通期計画5億1800万円(前期比27.5%増)に対する進捗率は43.1%。デザインパートナー事業、デザインプラットフォーム事業ともに大幅な営業増益を達成し、費用面では人件費・採用費を中心に投下しているものの、人材面以外の投資要素が売上成長に吸収され、コスト効率が改善しているとした。

●ストップ高銘柄

キャンバス <4575>  319円  +80 円 (+33.5%) ストップ高   本日終値

シーズメン <3083>  1,660円  +300 円 (+22.1%) ストップ高   本日終値

アーキテクツ <6085>  902円  +150 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値

ヒュウガプラ <7133>  4,985円  +700 円 (+16.3%) ストップ高   本日終値

など、7銘柄

●ストップ安銘柄

フィル・カンパニー <3267>  1,566円  -500 円 (-24.2%) ストップ安   本日終値

グレイステクノロジー <6541>  311円  -80 円 (-20.5%) ストップ安   本日終値

GRCS <9250>  4,040円  -1,000 円 (-19.8%) ストップ安   本日終値

アスタリスク <6522>  2,845円  -700 円 (-19.8%) ストップ安   本日終値

エフ・コード <9211>  4,520円  -1,000 円 (-18.1%) ストップ安   本日終値

など、11銘柄

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