【↑】日経平均 大引け| 4日ぶり反発、値頃感から自律反発狙いの買いが流入 (1月28日)

市況
2022年1月28日 16時09分

日経平均株価

始値  26429.85

高値  26764.85(14:30)

安値  26289.69(09:32)

大引け 26717.34(前日比 +547.04 、 +2.09% )

売買高  13億2965万株 (東証1部概算)

売買代金  3兆3464億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は547円高と4日ぶり反発、2万6700円台に戻す

2.前日のNYダウは小幅安も時間外の同先物が上昇し安心感広がる

3.前日までの3日間で1400円超下落し自律反発狙いの買い流入

4.ソニーGや日電産、村田製、スクリンなどハイテク株が高い

5.日本製鉄やJFEといった鉄鋼株は軟調に推移し売りに押される

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比7ドル安と小幅に3日続落した。米金融政策の先行きへの不透明感は強く買い一巡後は値を消した。

東京市場では、日経平均株価は4日ぶりに急反発。前日までの大幅な下落で自律反発狙いの買いが流入し大きく値を戻した。

前日の米株式市場では、NYダウが3日続落。一時600ドルを超す上昇となったが、米金融政策に対する不透明感は強く買い一巡後に値を消した。ただ、この日の東京市場は日経平均が大幅高となった。前日までの3日間で1400円を超す下落となっていただけに、値頃感も台頭しリバウンド狙いの買いが入った。時間外取引のNYダウ先物が上昇していることも安心感を呼んだ。きつい下げとなっていたハイテク株などを中心に買い戻しが入った。

個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>が高く、ソニーグループ<6758>や日本電産<6594>、アドバンテスト<6857>、SCREENホールディングス<7735>が値を上げた。トヨタ自動車<7203>やリクルートホールディングス<6098>が買われ、日本郵船<9101>や川崎汽船<9107>など海運株が上昇した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>といった銀行株もしっかり。業績の増額修正を発表した信越化学工業<4063>が急伸した。

半面、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、富士通<6702>が安く、キヤノン<7751>やNEC<6701>が値を下げた。日本製鉄<5401>やジェイ エフ イー ホールディングス<5411>といった鉄鋼株が売られた。野村総合研究所<4307>やKDDI<9433>が軟調だった。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、信越化 <4063> 、ダイキン <6367> 、アドテスト <6857> 、リクルート <6098> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約204円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、富士通 <6702> 、KDDI <9433> 、大塚HD <4578> 、キヤノン <7751> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約44円。うち25円は東エレク1銘柄によるもの。

東証33業種のうち32業種が上昇し、下落は鉄鋼のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)海運業、(2)化学、(3)パルプ・紙、(4)輸送用機器、(5)鉱業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)その他製品、(2)建設業、(3)情報・通信業、(4)ゴム製品、(5)水産・農林業。

■個別材料株

△トーメンデバ <2737>

22年3月期業績及び配当予想を上方修正。

△キャピタルA <3965>

キヤノンMJ <8060> と金融DX分野で資本・業務提携。

△信越化 <4063>

22年3月期業績及び配当予想を上方修正。

△SBテク <4726>

22年3月期業績及び配当予想を上方修正。

△ドラフト <5070> [東証M]

21年12月期業績は計画上振れ。

△MARUWA <5344>

22年3月期業績予想を上方修正。

△東特線 <5807>

世界最小径レベルの電子部品検査用コンタクトプローブを開発。

△ペガサス <6262>

22年3月期業績及び配当予想を上方修正。

△富士電機 <6504>

通期利益見通し引き上げ営業48%増益に。

△太洋工業 <6663> [JQ]

21年12月期営業利益及び配当増額。

▼メディアL <6659> [JQ]

今期最終を一転赤字に下方修正、対純資産で35%の赤字。

▼富士通 <6702>

10-12月期営業3割減益を嫌気。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)キャピタルA <3965> 、(2)ファイズHD <9325> 、(3)富士電機 <6504> 、(4)新光電工 <6967> 、(5)三晃金 <1972> 、(6)ゴールドクレ <8871> 、(7)ナイガイ <8013> 、(8)神鋼商 <8075> 、(9)コーア商HD <9273> 、(10)ミクニ <7247>

値下がり率上位10傑は(1)グレイス <6541> 、(2)コーセーRE <3246> 、(3)富士通 <6702> 、(4)エデュラボ <4427> 、(5)クロスキャト <2307> 、(6)Casa <7196> 、(7)ミサワ <3169> 、(8)JCRファ <4552> 、(9)山九 <9065> 、(10)PバンCOM <3559>

【大引け】

日経平均は前日比547.04円(2.09%)高の2万6717.34円。TOPIXは前日比34.45(1.87%)高の1876.89。出来高は概算で13億2965万株。東証1部の値上がり銘柄数は1926、値下がり銘柄数は219となった。日経ジャスダック平均は3568.31円(14.68円高)。

[2022年1月28日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.