東レが急落、樹脂製品の一部で第三者認証登録に関する不適切行為発覚
東レ<3402>が急落している。1月31日の取引終了後、家電や自動車部品などに使われる樹脂製品の一部で、第三者認証の登録に関する不適切行為があったと発表しており、これが嫌気されている。
樹脂の難燃性能の認証を受ける際、認証試験で指定されたグレードと異なる試験用のサンプルを作成し、提出していたほか、認証登録された品種の一部で、登録時の組成と異なるものを製造・販売していたという。会社側によると21年12月下旬に発覚しこれまで該当する製品が使用された最終製品に関して事故の報告はないとしている。また、問題を受けて有識者調査委員会を設け、更なる調査と原因究明を行う。なお、業績に与える影響は、現時点では軽微としている。