アイナボホールディングス---1Qは2ケタ増収、主力の戸建住宅事業が順調に推移
アイナボホールディングス<7539>は1月31日、2022年9月期第1四半期(21年10月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比16.5%増の193.85億円、営業利益が同6.8%減の6.40億円、経常利益が同2.8%減の7.11億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同67.8%増の7.82億円となった。
戸建住宅事業の売上高は前年同期比17.3%増の168.21億円、セグメント利益は同12.3%増の8.17億円となった。タイル・建材販売は住宅着工数の増加にともないタイル需要が増加したことにより、売上高は前年比プラスで推移した。タイル・建材工事はサイディング材の新規工事や外壁タイルの採用率が増加したことにより、売上高は前年比プラスで推移した。住宅設備機器関連販売及び工事は当期より連結対象となったマニックス分の加算に加え、リフォーム向け水回り商材の需要が増加したことにより、売上高は前年比プラスで推移した。
大型物件事業の売上高は前年同期比11.8%増の25.64億円、セグメント利益は同38.3%減の1.83億円となった。タイル工事の売上高は前年比マイナスで推移した。その主な要因は、市況低迷に伴う前期受注高の減少によるものである。また、損益面についても前期に比べ競争の激化に伴う受注金額の下落により売上総利益が減少した。住宅設備販売及び工事については、売上高はマニックス分の加算により前年比プラスで推移した。空調衛生設備工事については、前期受注分の大型公共工事が順調に進捗し売上高は前年並みで推移した。
2022年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比16.3%増の769.00億円、営業利益が同13.0%増の21.50億円、経常利益が同11.3%増の23.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.6%増の15.80億円とする期初計画を据え置いている。
《ST》