電通グループは新高値更新も値を消す、国内有力証券は新規「A」でカバレッジ開始
電通グループ<4324>は、新高値更新も買い一巡後は売りに押され値を消した。岩井コスモ証券は16日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は5500円に設定した。21年12月期は広告需要の回復で、連結営業損益は2418億4100万円の黒字(前の期は1406億2500万円の赤字)と過去最高益を更新。国内事業はデジタル領域が好調に推移したほか、東京オリンピック効果でテレビを中心とした広告の出稿が回復した。また、海外事業も伸びた。22年の世界の広告費成長率は9.2%増が見込めるなど、中期的な成長期待が大きいことを評価している。