ニップンが反発、22年3月期の配当予想を増額修正し4期連続の増配へ
ニップン<2001>が反発している。前週末25日の取引終了後、22年3月期の期末配当予想を18円から20円に引き上げると発表したことが好感されている。年間配当予想は38円(前期36円)となり、4期連続の増配となる予定だ。
同時に発表した第3四半期累計(4~12月)連結決算は、売上高2417億7900万円(前年同期比12.0%増)、営業利益86億8600万円(同12.6%増)、純利益76億3400万円(同22.8%増)となった。冷凍食品類が家庭内での内食需要の高まりにより引き続き好調に推移したほか、業務用食品及び中食事業の需要が前年の低迷から想定以上に回復したことが牽引した。21年7月7日に発生したサイバー攻撃によるシステム障害に係る諸費用として特別損失を計上したものの、最終増益となった。
なお、22年3月期通期業績予想は、売上高3200億円(前期比11.0%増)、営業利益111億円(同7.0%増)、純利益90億円(同4.2%増)の従来見通しを据え置いている。