日本製鉄など鉄鋼株が買われる、再三の値上げ好感し超割安で配当利回りも魅力
日本製鉄<5401>、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>など大手をはじめ鉄鋼株への投資資金流入が顕著だ。主原料である鉄鉱石などの価格上昇のほか、エネルギー価格の値上がりで鉄鋼セクターもコスト高に見舞われているが、製品価格転嫁の動きがスムーズに進んでいることが株式市場ではポジティブ視されている。日本製鉄は前週22日にH形鋼の一般流通価格を2月契約分から1トン当たり3000円引き上げると発表、これは昨年11月に続く値上げであり、収益採算面でプラスに働くことを評価する買いが改めて流入している。また、PER3倍台、PBR0.6倍程度と株価指標面で超割安水準にあるほか、6.6%強の高配当利回りも魅力で配当取り狙いの買いも誘導している。