竹内製作所が反発、米子会社が建設機械工場を取得へ
竹内製作所<6432>が反発している。25日取引終了後に、米連結子会社が神戸製鋼所<5406>の関係会社である米コベルコ・コンストラクション・マシナリー社からサウスカロライナ州の建設機械工場を4月15日をメドに取得すると発表しており、これが好材料視されている。
竹内製作所は現在、クローラーローダーの全数を本社工場(長野県坂城町)で生産しているが、その9割以上を米国で販売していることから、米国生産を行うことでリードタイムを短縮し、より機動的な供給体制を構築することで、販売台数と市場シェアの拡大を図ることが目的。取得価額は3435万ドル(約39億5000万円)。竹内製作所では、同工場がフル稼働に至ると、クローラーローダーの生産能力は約4割増加する見込みで、将来的な追加投資により生産能力の更なる増強が可能としている。なお、22年2月期業績への影響は軽微としている。