個人投資家・有限亭玉介:ウクライナ情勢悪化の中で注目される銘柄【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2022年3月7日14時に執筆
株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
3月3日ウクライナ南東部にある国内最大規模の原発がロシア軍から攻撃を受けたと報道されました。戦争が停戦したとしても、両国の経済的な損失は計り知れません。ロシア国内では反戦デモが行われ、失望から国外へ避難する住民も多くいるようです。かつてのソ連のように、ロシアは同じ轍を踏むのでしょうか。
ウクライナは日本にとって遠く離れた異国ではありますが、今回のケースは対岸の火事ではありません。北方領土問題をはじめ、中国との尖閣諸島など脅威を抱える日本にとって、有事を想定した地政学リスクを議論する良い機会となりました。安倍・菅前首相を中心として、核シェアリングに関する政策も話題に上がっていますので、追々「核」というテーマもトレンド化するかもしれませんな。
国防と併せて企業のサイバーセキュリティのレベルも向上させる必要がありそうです。トヨタの主要サプライヤーである小島プレス工業がサイバー攻撃を受けて生産ラインが停止した事例を見れば、IT分野の改善は喫緊の課題かもしれません。サイバーセキュリティは高度な技術が要求される為、世界中の企業が人材確保に奔走しています。
物理的なミサイルとは違い、ネット上のサイバー攻撃は世界中どこからでも可能です。機密情報を盗んだり、サプライチェーンを停滞させたりするような犯罪はウクライナ情勢が一段落した後も増加していくと予想されます。この戦争の行方を注視しつつ、決着した先の未来までを想像して投資家として意思決定すべきでしょうな。
さて、停戦協議が長期化して注目される銘柄をチェックして参ります。ウクライナ情勢によりレアメタルの不足が懸念される中で、タングステン・モリブデンの加工を手掛ける東邦金属<5781>に思惑があるようです。チャート(日足)は3月に入ってから動意しております。
同じくロシアの経済制裁を受けて、これまで世界最大級のチタン供給会社となっていたVSMPOアビスマから東邦チタニウム<5727>へ代替需要が拡大するとの思惑から、同社へ一気に買いが流入しました。底値圏から昨年来高値を更新するまで急騰し、どこまで下値を切り上げるか監視です。
各種防衛システム用機器や赤外線サーモグラフィなどを手掛ける日本アビオニクス<6946>は、開戦後からじわじわと切り返した模様。22年3月期の経常利益は33期ぶりの過去最高益を更新する見通しで、今回のウクライナ情勢を受けて来期も注視したいところです。
クレジットカードのセキュリティ監視サービスなどを展開するブロードバンドセキュリティ<4398>は、サイバーセキュリティ関連として物色されております。直近では、米ルーブリック製のクラウドセキュリティソリューション「Rubrik」の取り扱い開始を発表しました。一目均衡表(日足)の雲を上抜いて、トレンド転換となるか監視です。
こちらもサイバーセキュリティ関連として動意したバリオセキュア<4494>です。20年12月の上場から下落基調となっていますが、ここで転機となるか…。サイバーセキュリティ関連の需要は底堅いと見ておりますよ。
最後もサイバーセキュリティ関連のテリロジー<3356>は、21年1月に警察庁の大型案件を受注した実績もあります。海外のセキュリティソフトの輸入販売も好調で、小型株ながらポテンシャルは高いのでは…と見ております。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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