話題株ピックアップ【夕刊】(1):ウェルスナビ、マネフォ、三井ハイテク

注目
2022年3月29日 15時33分

■ウェルスナビ <7342>  1,961円  +257 円 (+15.1%)  本日終値

ウェルスナビ<7342>が大幅高で3日ぶりに反発。28日の取引終了後、ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」の預かり資産が6500億円を突破したと発表しており、これが好感された。「WealthNavi」は16年7月に正式リリースした「長期・積立・分散」の資産運用を、自動で実現するサービス。リリースから約5年8カ月での預かり資産6500億円突破で、機能性、透明性、シンプルな手数料が高く評価されているという。

■あすか薬HD <4886>  1,263円  +127 円 (+11.2%)  本日終値  東証1部 上昇率7位

あすか製薬ホールディングス<4886>が急反発。28日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を550億円から570億円へ、営業利益を35億円から45億円へ、純利益を30億円から40億円へ上方修正したことが好感された。同社は21年4月に単独株式移転により設立されたため前期との比較はないものの、医療用医薬品事業で他社供給問題に起因する代替需要が想定を上回っていることに加えて、動物用医薬品事業で飼料添加物などが堅調に推移していることが要因としている。

■マネーフォワード <3994>  5,630円  +530 円 (+10.4%)  本日終値  東証1部 上昇率8位

マネーフォワード<3994>が3日ぶりに反発。28日の取引終了後、完全成功報酬型のおまかせ資産運用サービス「SUSTEN」を運用するsustenキャピタル・マネジメント(東京都港区)が実施する第三者割当増資を引き受け、持ち分法適用関連会社化すると発表しており、これが好材料視された。今回の持ち分法適用関連会社化は、マネフォの資産運用領域における提供価値を拡大するのが狙い。取得価額は6億5000万円で、第三者割当増資の引き受けによりマネフォの所有割合は16.6%となる。なお、同件に伴う22年11月期業績予想の変更はないとしている。

■三井ハイテック <6966>  12,340円  +1,130 円 (+10.1%)  本日終値  東証1部 上昇率9位

三井ハイテック<6966>が大幅高。1000円超の上昇で1万2000円大台まで一気に駆け上がり、今年1月4日につけた高値1万1970円を払拭、上場来高値更新となった。半導体リードフレームと自動車・家電向けモーターコア、工作機械などを製造し、超精密金型分野での技術力に定評がある。業績は絶好調で22年1月期は営業利益段階で前の期比約3倍となる149億5900万円と急拡大、過去最高利益更新となったが、続く23年1月期も前期比36%増益の204億円を見込むなど、大幅増益基調は不変だ。世界的な半導体供給網拡充によるリードフレーム需要の拡大や、電気自動車(EV)シフトを背景としたモーターコアの中長期的な受注の伸びが予想されるなか、その成長性に着目した機関投資家とみられる大口の実需買いを誘導している。

■安藤・間 <1719>  917円  +50 円 (+5.8%)  本日終値

安藤・間<1719>が後場急伸。午後2時ごろに自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視された。上限を1700万株(発行済み株数の9.97%)、または100億円としており、取得期間は22年4月1日から23年3月31日まで。資本効率の改善を加速させ、更なる株主還元の充実を図ることが目的という。

■FRONTEO <2158>  1,958円  +104 円 (+5.6%)  本日終値

FRONTEO<2158>は大幅反発。28日の取引終了後、ライフサイエンスAIに関する情報発信に特化したウェブサイト「FRONTEO Life Science Business Academy」を開設すると発表しており、これが好材料視された。同サイトは、医療・創薬の分野における自然言語解析を中核としたAI開発・利用の最新情報や、電子カルテ・論文情報などの専門的な情報を提供。また、近年注目されている患者や消費者のリアルワールド(医療機関外の世界)でのヘルスケア関連データを踏まえたデータドリブン市場とAI活用などをテーマに、最先端の情報発信を行うとしている。

■コーア商HD <9273>  849円  +41 円 (+5.1%)  本日終値

コーア商事ホールディングス<9273>は7日続伸。28日の取引終了後、東証プライム市場への移行を記念して記念株主優待を実施すると発表しており、これが好感された。22年4月末時点で2単元(200株)以上を保有する株主を対象に、一律でクオカード1000円分を贈呈するとしている。

■セブン&アイ <3382>  5,748円  +226 円 (+4.1%)  本日終値

セブン&アイ・ホールディングス<3382>が大幅に上昇、大陽線で3月22日の戻り高値5700円を上回ってきた。きょうは、28日の日経電子版が「セブン&アイが取締役の過半を社外取締役とする方針を固めた」と報じ、これが株価を強く刺激しているもようだ。市場では「正直な感想としてかなり大胆。経営の方向性を決める際に必ずしもプラスとは言えない部分もあるのではないかという気がするが、海外投資家には好まれそうな英断といえる。目先の株高は比較的短期筋が中心とみられ、海外マネーの流入を先取りする狙いの買いとみている」(中堅証券ストラテジスト)としていた。

■日本M&A <2127>  1,749円  +67 円 (+4.0%)  本日終値

日本M&Aセンターホールディングス<2127>が反発。28日の取引終了後、子会社バトンズとともに愛媛県今治市と連携協定を締結したと発表しており、これが好材料視された。今回締結した連携協定は、今治地域の事業承継促進を通じた地方創生の支援を目的としたもの。同社では今回の協定締結により、セミナーを通じたM&Aの啓発活動や、M&A総合支援プラットフォーム「BATONZ(バトンズ)」による支援などを積極的に行うとしている。

■シグマクシス <6088>  2,332円  +82 円 (+3.6%)  本日終値

シグマクシス・ホールディングス<6088>が3日ぶりに反発。同社は28日、子会社シグマクシスが大阪大学大学院工学研究科及び島津製作所<7701>と「3Dバイオプリント技術の社会実装」に向けた協業に関する契約を締結したと発表しており、これが好材料視された。3Dバイオプリント技術を研究する阪大大学院と自動前処理装置を含む分析計測機器を手掛ける島津、フードテック領域におけるコンサルティングやエコシステム構築に強みを有するシグマクシスの3者が協業することで、3Dバイオプリント技術の開発を加速させるとともに、同技術の社会実装に向けた関連企業・研究機関との連携を推進するのが狙い。今回の契約締結に先立ち阪大大学院と島津は、「3Dバイオプリントを応用したテーラーメイド培養肉の自動生産装置の開発」に関する共同研究契約を締結したとしている。

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