個人投資家・有限亭玉介:思惑のインド関連株と目先のトレンドを見つめて【FISCOソーシャルレポーター】

特集
2022年4月10日 10時00分

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

-----------

※2022年4月4日14時に執筆

株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

ロシアへの経済制裁で足並みを揃えたいと考える西側諸国にとって、中国やインドの経済協力がロシアの抜け道となるのでは…との懸念があります。3月19日、我が国の岸田総理はインドとカンボジアを訪問して首脳会談を行いました。中国に対抗してアジアにおける国際的なリーダーシップをアピールしたいところですが…果たして。

株式市場では、日印首脳共同声明で日本からインドへ5兆円を目標とした投資の表明が材料となり、インド関連銘柄が物色されたようです。ITに強く巨大な人口を抱えるインドの成長性は、投資家であれば誰でも気になっている事でしょう。インドのベンチャー企業へ出資する日本企業も散見されていますな。

未だ尾を引いているウクライナ情勢の影響を見ると、原材料不足などでサプライチェーンが滞り始めているようです。コロナ禍での供給不足によって木材価格が高騰した「ウッドショック」は、ロシアとの経済制裁により拍車がかかる可能性もあります。

戦争による直接的な被害は無かったとしても、取引先などが被害を受ければ繋がりのある企業にも徐々に影響が出始める頃かもしれません。国際情勢の変化は相場を一変させますので、是非とも銘柄を見定めて難局を乗り切りたいものですねぇ。

地盤調査改良とITコンサルというユニークな業態のITbookHD<1447>は、3月に入り下値を切り上げています。官公庁DXや無人運航船など材料性が豊富な同社は、インド関連としても頭角を現すか…。大和ハウス工業との第三者割当増資引き受けも好感されているようですな。

越境ECを手掛けるBEENOS<3328>は、インド最大のオンライン自動車流通プラットフォームを運営するDroom社など、複数のインド企業に出資している事でインド関連として注目されております。底を打って反発したチャート(日足)は下値を切り上げて75日移動平均線を上抜きました。円安に振れている為替も影響するか…監視を強めております。

スマートフォン向けに記事配信サービスを展開するGunosy<6047>も、キャッシュレス決済などを手掛けるインドのフィンテック企業GaragePreneursをはじめ、複数のインド企業に出資している事で首脳会談後に動意しております。連騰したチャートは年初来高値を更新しました。4月14日の決算発表も注視です。

塩化ビニル製品を主力としているリケンテクノス<4220>は、2019年に設立したインドの連結子会社が思惑となっております。直近のチャート(日足)は75日線が上値抵抗線となっているものの、業績は好調でPER・PBRも割安ですねぇ。

木材関連からはウッドワン<7898>です。3月上旬より下値を切り上げております。新設住宅着工戸数が伸長した事で、同社の内装建材への需要も想定を上回っている模様です。業績も好調で、ウッドショックにより更に利益を上乗せできるか。監視です。

最後はコロナ禍からの経済回復が期待されるビートレンド<4020>です。同社の飲食や小売店向け顧客情報の管理ツールは、有名チェーン店にも多く採用されております。チャート(日足)も直近で底値からの反発を確認しました。コロナのリバウンドは気になりますが、日本政府の対応を注視したいです。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。

----

執筆者名:有限亭玉介

ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

《TY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.