本日注目すべき【好決算】銘柄 HIOKI、Jフロント、ボードルア (12日大引け後 発表分)

注目
2022年4月13日 7時01分

12日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

HIOKI <6866> [東証P]  ★今期経常を14%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も20円増額

◆22年12月期の連結経常利益を従来予想の63億円→72億円に14.3%上方修正。増益率が5.0%増→20.0%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。主要顧客である自動車や電子部品業界の旺盛な設備投資需要を背景に、バッテリー、モーター、電子部品関連向け計測器の受注が想定以上に伸びる。

併せて、今期の年間配当を従来計画の140円→160円(前期は165円)に増額修正した。

Jフロント <3086> [東証P]  ★今期最終は2.7倍増益、2円増配へ

◆22年2月期の連結最終損益は43.2億円の黒字(前の期は261億円の赤字)に浮上して着地。続く23年2月期の同利益は前期比2.7倍の115億円に急拡大する見通しとなった。今期はトップラインの大幅な増加を見込む主力の百貨店事業とSC事業が業績改善を牽引する。百貨店は好調が続く富裕層需要などを取り込み、SCではPARCO基幹店の大規模改装を実施する方針。固定費圧縮に向けた構造改革を加速することも利益拡大につながる。

併せて、今期の年間配当は前期比2円増の31円に増配する方針とした。

ニッケ <3201> [東証P]  ★12-2月期(1Q)経常は52%増益、自社株買いも発表

◆22年11月期第1四半期(21年12月-22年2月)の連結経常利益は前年同期比52.4%増の26.4億円に拡大して着地。学校制服用素材の受注増加などを背景に衣料繊維事業の収益が伸びたほか、前期に子会社化したフジコーの業績上積みが寄与した。持ち分法による投資損失が解消したことも利益拡大につながった。

併せて、発行済み株式数の4.07%にあたる300万株または36億円を上限に、自社株買いを実施すると発表。

ボードルア <4413> [東証G]  ★今期経常は28%増で6期連続最高益更新へ

◆22年2月期の経常利益(非連結)は前の期比26.9%増の6.8億円で着地。連結決算に移行する23年2月期の同利益は前期非連結比28.2%増の8.8億円と6期連続の最高益更新を見込む。今期はITインフラストラクチャサービスで成長分野のSDN、ロードバランサー、セキュリティ、無線、仮想基盤、クラウド領域を更に強化する方針。今月7日付で子会社化したZOSTECは業務改革による黒字化を目指す。

イーガーディ <6050> [東証P]  ★上期経常を21%上方修正

◆22年9月期上期(21年10月-22年3月)の連結経常利益を従来予想の10.1億円→12.2億円に20.8%上方修正。増益率が11.9%増→35.2%増に拡大する見通しとなった。ソーシャルサポート部門で市場拡大を背景にキャッシュレス決済、ECおよび動画関連案件の拡大が継続したほか、アド・プロセス部門では営業を強化した広告運用代行業務が伸び、売上高が計画を上回ったことが利益を押し上げた。

WDBココ <7079> [東証G]  ★前期経常を34%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額

◆22年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の7.2億円→9.6億円に33.7%上方修正。増益率が37.6%増→83.9%増に拡大し、従来の7期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。既存案件が堅調に推移し、売上高が計画を上回ったことが寄与。各案件における業務効率化の進展に加え、オペレーションセンターの増床費用が想定より低減したことも上振れに貢献した。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の36円→40円(前の期は35円)に増額修正した。

ケーヨー <8168> [東証P]  ★今期経常は15%増で11期ぶり最高益、2円増配へ

◆22年2月期の経常利益(非連結)は前の期比1.9%減の54.9億円で着地。続く23年2月期は前期比14.7%増の63億円に拡大し、11期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期はこれまで進めてきたDCM棚割導入改装などによる利益率改善を見込むほか、経費構造の抜本的な見直しとして店舗オペレーションの効率化を更に推進する方針。

併せて、今期の年間配当は前期比2円増の14.5円に増配する方針とした。

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