【↓】日経平均 大引け| 3日ぶり反落、ハイテク株軟調も売り一巡後は下げ渋る (4月15日)

市況
2022年4月15日 16時24分

日経平均株価

始値  26932.48

高値  27203.77(10:22)

安値  26784.92(09:08)

大引け 27093.19(前日比 -78.81 、 -0.29% )

売買高  8億8006万株 (東証プライム概算)

売買代金 2兆0448億円 (東証プライム概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は78円安と3日ぶり反落、売り一巡後は下げ渋る

2.欧米のイースター休暇を控え2万7000円前後で一進一退

3.1ドル=126円台半ばへ円安進行で自動車株など買われる

4.今期純利益を増額したファストリが急伸し全体を押し上げる

5.レーザーテクや東エレク、村田製などハイテク株は売られる

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比113ドル安と反落した。米長期金利の上昇を受けてアップル<AAPL>やインテル<INTC>などハイテク株を中心に売りが優勢となった。

東京市場では、日経平均株価は3日ぶりに反落。ハイテク株などが軟調で上値の重い展開が続いた。

前日のNYダウはハイテク株を中心に軟調で反落した。これを受け日経平均は朝方に一時380円強下落したが、売り一巡後は下げ渋る展開となった。前日までの2日間で日経平均は800円強上昇したため利益確定売りが優勢となった。ただ、為替市場で一時1ドル=126円台半ばまで円安が進行し輸出企業を中心に業績拡大期待が膨らんだほか、今期予想純利益の増額修正を発表したファーストリテイリング<9983>が大幅高となり全体相場を押し上げた。日経平均は一時、プラス圏に浮上したが、今晩はニューヨーク市場がグッドフライデーで休場となるなど、欧米市場がイースター休暇に入るなか積極的な売買は手控えられ、後場は2万7000円近辺でのもみ合いが続いた。

個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、ソニーグループ<6758>といったハイテク株が安く、キーエンス<6861>や村田製作所<6981>、ルネサスエレクトロニクス<6723>が値を下げた。ソフトバンクグループ<9984>やベイカレント・コンサルティング<6532>が売られ、良品計画<7453>や塩野義製薬<4507>が下落した。

半面、日本郵船<9101>や商船三井<9104>が高く、円安を好感してトヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>など自動車株はしっかり。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が値を上げた。三菱重工業<7011>や川崎重工業<7012>が買われた。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、トヨタ <7203>、日立建機 <6305>、コマツ <6301>、KDDI <9433>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約196円。うち185円はファストリ1銘柄によるもの。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、アドテスト <6857>、SBG <9984>、ソニーG <6758>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約159円。うち99円は東エレク1銘柄によるもの。

東証33業種のうち上昇は10業種。上昇率の上位5業種は(1)保険業、(2)輸送用機器、(3)銀行業、(4)証券商品先物、(5)海運業。一方、下落率の上位5業種は(1)精密機器、(2)電気機器、(3)空運業、(4)金属製品、(5)化学。

■個別材料株

△ディップ <2379> [東証P]

広告投資が奏功し今期最高益視野に。

△クリレスHD <3387> [東証P]

前22年2月期はⅤ字回復達成し営業最高益。

△No.1 <3562> [東証S]

23年2月期は実質15%営業増益で1円増配を見込む。

△ウォンテッド <3991> [東証G]

22年8月期業績予想を上方修正。

△サインポスト <3996> [東証P]

23年2月期は営業損益が黒字転換へ。

△サイエンスA <4412> [東証G]

22年8月期業績予想の上方修正を好感。

△Gunosy <6047> [東証P]

通期業績上方修正で営業黒字化見込みへ。

△佐鳥電機 <7420> [東証P]

22年5月期業績及び配当予想を上方修正。

△関通 <9326> [東証G]

今期も成長路線継続でキヤノンITSとの提携も。

△ファストリ <9983> [東証P]

円安進行で今期純利益引き上げ。

▼サーバワクス <4434> [東証P]

コスト先行で23年2月期営業益予想33%減。

▼良品計画 <7453> [東証P]

中国コロナ感染の影響で今期下方修正。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)Gunosy <6047>、(2)サインポスト <3996>、(3)佐鳥電機 <7420>、(4)クリレスHD <3387>、(5)ディップ <2379>、(6)ファストリ <9983>、(7)東洋証券 <8614>、(8)WSCOPE <6619>、(9)MrMax <8203>、(10)東京製鉄 <5423>

値下がり率上位10傑は(1)サーバワクス <4434>、(2)PRTIME <3922>、(3)北の達人 <2930>、(4)ベイカレント <6532>、(5)わらべ日洋 <2918>、(6)ローツェ <6323>、(7)RPA <6572>、(8)IDOM <7599>、(9)松屋 <8237>、(10)Sansan <4443>

【大引け】

日経平均は前日比78.81円(0.29%)安の2万7093.19円。TOPIXは前日比11.74(0.62%)安の1896.31。出来高は概算で8億8006万株。東証プライムの値上がり銘柄数は434、値下がり銘柄数は1350となった。東証マザーズ指数は765.73(16.51ポイント安)。

[2022年4月15日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.