ゼオンは後場急動意、合成ゴム活況を背景に前期営業33%増益で今期も増益基調キープ
日本ゼオン<4205>は後場に入り大口の買い注文を集め、一気に株価水準を切り上げている。同社がきょう午後12時半ごろに発表した22年3月期決算は営業利益が前の期比33%増の444億3200万円と急拡大した。合成ゴムが活況を呈しているほか電池材料なども需要増勢で収益を押し上げている。続く23年3月期も営業利益が前期比2%増の455億円と伸び率こそ鈍化するものの、増益基調を維持する見通しでこれが好感された。PER8倍台で割安感があり、株式需給面も良好で上値の軽さが意識されている。