東ガスが後場上げ幅を拡大、23年3月期2ケタ営業増益予想と自社株買いを好感
東京ガス<9531>が後場上げ幅を拡大している。午後2時ごろに発表した23年3月期連結業績予想で、営業利益1400億円(前期比18.9%増)、純利益920億円(同3.7%増)と2ケタ営業増益を見込むことが好感されている。
ガス販売量は前期比5.6%減の123億9800万立方メートルを見込むものの、ガス原料費調整に伴う売り上げ単価の増加や電力販売量の増加などにより、売上高は2兆5300億円(同17.9%増)を予想。一方、原油価格上昇の影響などで原材料費などの増加が見込まれるものの、スライドタイムラグの改善などが利益を押し上げる。
なお、22年3月期決算は、売上高2兆1451億円(前の期比21.5%増)、営業利益1177億7700万円(同51.6%増)、純利益887億4500万円(同79.3%増)だった。
同時に、上限を850万株(発行済み株数の1.93%)、または160億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は5月9日から9月30日まで。