日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は3日続伸、ファーストリテが1銘柄で約14円分押し上げ

市況
2022年5月17日 12時40分

17日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり120銘柄、値下がり103銘柄、変わらず2銘柄となった。

日経平均は3日続伸。53.98円高の26601.03円(出来高概算6億7000万株)で前場の取引を終えている。

16日の米株式市場でNYダウは小幅に続伸し、26ドル高となった。原油先物相場の上昇とともに関連銘柄が買われたほか、景気の影響を受けにくいディフェンシブ株の上昇も相場を下支えした。ただ、長期の年限の金利低下にもかかわらずハイテク株を中心に売りが出て、NYダウは一時300ドルあまり上昇してから失速。S&P500指数は-0.39%、ナスダック総合指数は-1.20%となった。本日の日経平均もNYダウ同様、8円高と小幅に上昇してスタート。朝方は前日終値を挟んだもみ合いとなり、26440.62円(106.43円安)まで下落する場面もあったが、香港株高などを受けて前場中ごろを過ぎ一時26709.26円(162.21円高)まで上昇するなど、やや方向感に乏しい展開だった。

個別では、郵船<9101>や川崎船<9107>の上昇が目立ち、東エレク<8035>もしっかり。リクルートHD<6098>は決算を好感した買いが先行するもやや伸び悩んでいる。INPEX<1605>は原油高を受けて5%近く上昇し、ENEOS<5020>は連日で年初来高値を更新。また、急反発の日医工<4541>や債務超過解消のレオパレス21<8848>が東証プライム市場の上昇率上位に顔を出し、米社との経営統合に向けた株式公開買付け(TOB)実施が発表されたキトー<6409>はストップ高水準での買い気配となっている。一方、レーザーテック<6920>やトヨタ自<7203>が軟調で、ソフトバンクG<9984>も小安い。アサヒ<2502>は決算を受け原材料高への警戒感が強まり、東証プライム市場の下落率トップ。また、その他の決算発表銘柄では電通グループ<4324>などが大きく売られている。

セクターでは、鉱業、海運業、石油・石炭製品などが上昇率上位。一方、食料品、銀行業、輸送用機器などが下落率上位だった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の53%、対して値下がり銘柄は43%となっている。

値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約14円押し上げた。同2位はコナミHD<9766>となり、東エレク<8035>、KDDI<9433>、塩野義製薬<4507>がつづいた。

一方、値下がり寄与トップはアサヒ<2502>となり1銘柄で日経平均を約20円押し下げた。同2位は電通グループ<4324>となり、NTTデータ<9613>、エムスリー<2413>、ダイキン<6367>がつづいた。

*11:30現在

日経平均株価  26601.03(+53.98)

値上がり銘柄数 120(寄与度+162.59)

値下がり銘柄数 103(寄与度-108.61)

変わらず銘柄数  2

○値上がり上位銘柄

コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度

<9983> ファーストリテ 60230 400 +14.06

<9766> コナミHD 8330 370 +13.00

<8035> 東エレク 57320 300 +10.54

<9433> KDDI 4462 49 +10.33

<4507> 塩野義薬 7044 197 +6.92

<3659> ネクソン 3030 96 +6.75

<4543> テルモ 4027 47 +6.61

<7832> バンナムHD 8910 166 +5.83

<6762> TDK 4245 35 +3.69

<6857> アドバンテス 8630 50 +3.51

<6098> リクルートHD 4725 33 +3.48

<6758> ソニーG 11270 90 +3.16

<1925> 大和ハウス 3178 81 +2.85

<7751> キヤノン 3213 53 +2.79

<7974> 任天堂 57120 780 +2.74

<9735> セコム 8510 74 +2.60

<4503> アステラス薬 1969.5 13.5 +2.37

<5108> ブリヂス 4885 61 +2.14

<7951> ヤマハ 5230 60 +2.11

<8015> 豊田通商 4490 50 +1.76

○値下がり上位銘柄

コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度

<2502> アサヒ 4102 -584 -20.52

<4324> 電通グループ 4405 -300 -10.54

<9613> NTTデータ 1970 -44 -7.73

<2413> エムスリー 3764 -79 -6.66

<6367> ダイキン工 20555 -155 -5.45

<9984> ソフトバンクG 5086 -24 -5.06

<4021> 日産化 7280 -140 -4.92

<7203> トヨタ自 2029 -20.5 -3.60

<2801> キッコマン 7170 -100 -3.51

<4901> 富士フイルム 7001 -77 -2.71

<3382> 7&iHD 5563 -75 -2.64

<2503> キリンHD 1902.5 -64 -2.25

<7269> スズキ 3672 -51 -1.79

<4063> 信越化 17915 -50 -1.76

<9064> ヤマトHD 2386 -50 -1.76

<4151> 協和キリン 2722 -44 -1.55

<4519> 中外薬 3553 -13 -1.37

<8697> JPX 1856 -39 -1.37

<1963> 日揮HD 1759 -34 -1.19

<5332> TOTO 4385 -55 -0.97

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.