10万円以下で買える、今期最高益&低PER 20社【スタンダード】編 <割安株特集>

特集
2022年5月22日 16時00分

少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。

東証スタンダード上場企業では811銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、今期経常最高益を見込み、割安を見分ける基準となるPER(株価収益率)が10倍以下の銘柄に注目してみた。

下表は東証スタンダード上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額30億円以上、(3)今期の経常利益が過去最高を見込む、(4)予想PERが10倍以下――を条件に投資妙味が高まる20社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PERは20日現在)

20日(金)に配信した「10万円以下で買える、今期最高益&低PER【プライム】編」も併せてご覧ください。

最低投資  ┌ 経常利益 ┐  予想

コード 銘柄名      金額  増益率   今期   PER

<3241> ウィル      34100   5.0   842   6.8

<1434> JESCO    45400   21.5   730   6.1

<3316> 東日システム   50600   31.4   603   7.9

<7461> キムラ      54600   3.9   2330   6.7

<6488> ヨシタケ     56800   5.8   1430   7.1

<6881> キョウデン    57600   11.6   5700   7.0

<2903> シノブフズ    61600   0.6   1550   7.0

<9029> ヒガシ21    65400   4.8   1750   7.7

<9233> アジア航     72500   0.7   2580   7.6

<9696> ウィザス     72500   2.4   2300   5.2

<4752> 昭和システム   74900   4.5   650   7.5

<5071> ヴィス      74900   13.0   1144   8.2

<7087> ウイルテック   85800   107   1340   6.6

<9078> エスライン    85900   23.7   1770   8.2

<6542> FCHD     86900   3.7   950   7.5

<3321> ミタチ産業    89200   105   2050   5.1

<9698> クレオ      93900   13.8   1260   9.6

<4556> カイノス     95100   3.0   800   7.6

<6757> OSGコーポ   95500   9.4   1270   7.6

<9268> オプティマス   98000   13.0   3470   5.4

※単位は最低投資金額が円、経常利益が百万円、増益率が%、PERが倍。

※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。

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