網屋、サイバトラスなどサイバー防衛関連が一斉高、軍事技術としてセキュリティー強化へ
網屋<4258>が大幅高で4連騰、底値離脱の動きを鮮明としているほか、No.1<3562>が続急騰で1000円大台を視野に捉えてきた。サイバートラスト<4498>なども値を飛ばしている。官民を問わずサイバー攻撃に対する対応が急務となるなか、岸田政権では喫緊の課題としてセキュリティーの充実に注力の構えをみせている。
バイデン米大統領が来日し、きょう日米首脳会談が行われる見通しだが、そのなか国家安全保障の観点から、軍事技術の一環としてサイバーセキュリティーなどに関する協調も日米間で重要議題の一つに挙げられている。日本ではサイバー犯罪に対する対策強化を目的とした改正警察法が4月1日から施行されたが、それに合わせ、警察庁に捜査の陣頭指揮などを行う「サイバー警察局」及び「サイバー特別捜査隊」が発足した。これを受けて株式市場でも関連株の上値を見込んだ資金流入が本格化している。