東京株式(大引け)=72円安、半導体関連売られ全体指数押し下げる

市況
2022年5月26日 15時48分

26日の東京株式市場は、強弱感対立のなか朝方は日経平均が高く始まったものの、その後は買いが続かずマイナス圏に沈む展開となった。

大引けの日経平均株価は前営業日比72円96銭安の2万6604円84銭と3日続落。プライム市場の売買高概算は10億8581万株、売買代金概算は2兆7142億円。値上がり銘柄数は1036、対して値下がり銘柄数は718、変わらずは83銘柄だった。

きょうの東京市場は、前日の米株高を引き継いで朝方は上値を追う動きを見せたが、買いは続かず、前場後半から急速に値を消す展開となった。米国では注目されていたFOMC議事要旨の内容が市場の想定内であったことでリスク選好ムードとなった。ところが、画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>が、決算発表を受けて時間外で売られたことから、東京市場でもこれを横目に半導体関連株への売りがかさみ、全体指数を押し下げた。もっとも個別株の物色意欲は旺盛で、強い値動きを示す銘柄も多かった。値上がり銘柄数は1000を超え、値下がり銘柄数を上回り、プライム市場全体の56%を占めている。TOPIXは小幅ながらプラス圏で着地している。なお、売買代金は盛り上がりを欠き、きょうも3兆円台を大きく割り込んだ。

個別では、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>など半導体製造装置関連株が売られたほか、ファナック<6954>、SMC<6273>など機械株も軟調、村田製作所<6981>も値を下げた。三菱電機<6503>の下げも目立つ。ディー・エヌ・エー<2432>が急落、日本ペイントホールディングス<4612>、日本電子<6951>なども大きく値を下げた。日医工<4541>が安く、ワコム<6727>なども売りに押された。

半面、ソフトバンクグループ<9984>が堅調、任天堂<7974>もしっかり。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも頑強な値動きを見せた。川崎汽船<9107>が値を飛ばし、ファーストリテイリング<9983>も買いが優勢だった。神戸物産<3038>が物色人気となった。FPG<7148>がストップ高に買われ、ジャパンインベストメントアドバイザー<7172>が急伸、ソースネクスト<4344>、エムアップホールディングス<3661>なども値を飛ばした。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.