話題株ピックアップ【夕刊】(3):HPCシス、ジェイリース、ピープル

注目
2022年6月16日 15時19分

■HPCシステムズ <6597>  2,648円  +147 円 (+5.9%)  本日終値

HPCシステムズ<6597>は急反発。15日の取引終了後、従来無配としていた22年6月期の期末一括配当予想について、初配当となる25円を実施すると発表しており、これを好感した買いが入った。

■ジェイリース <7187>  1,866円  +93 円 (+5.3%)  本日終値

ジェイリース<7187>が急反発。15日の取引終了後、日本エスコン<8892>グループのエスコンプロパティへ事業用賃料保証サービスの提供を開始したと発表しており、これを好感する買いが入った。エスコンプロパティが管理する商業施設「tonarie」などの事業用賃貸物件を対象に、事業用賃料保証サービスを提供し、入居事業者の安定した事業と日本エスコングループの管理運営をサポートするとしている。

■ピープル <7865>  1,470円  +52 円 (+3.7%)  本日終値

ピープル<7865>が続伸。今月3日にマドを開けてストップ高に買われた後、1400円台ラインを挟んでもみ合いを続けていたが、足もと上放れる兆しをみせている。今月初旬のストップ高は、23年1月期上期(22年2月~7月)の業績予想を開示し、営業利益が前年同期比18倍強と急回復見通しを示したことがサプライズ視されたものだが、足もとの業績は引き続き好調を堅持している。15日取引終了後に発表した5月の売上高は前年同月比3.2倍となる7億9893万円と急増しており、これを好感する買いが流入している。

■JPホールディングス <2749>  226円  +7 円 (+3.2%)  本日終値

JPホールディングス<2749>など子育て支援関連株の一角が買われた。前日15日の参院本会議で、子ども政策の司令塔となる「こども家庭庁」の設置関連法が可決、成立した。同日夕方の記者会見で岸田首相は、来年の同庁発足を待つことなく直ちに設立準備室を立ち上げる方針を示したほか、出産育児一時金を大幅増額することもあわせて明らかにした。これを受け、きょうの株式市場では子育て支援関連に位置づけられる銘柄群に物色の矛先が向かっている。JPHDのほか、グローバルキッズCOMPANY<6189>、幼児活動研究会<2152>などが高い。

■リンクバル <6046>  263円  +8 円 (+3.1%)  本日終値

リンクバル<6046>が大幅高で、年初来高値を更新した。同社は15日、気軽なつながりの中で出会える独身限定のオンラインコミュニティー「7secondsオンラインシェアハウス」の本格提供を開始したと発表しており、これが材料視されたようだ。オンラインは、自分のペースで出会えることや相手のプロフィールが分かったうえでコンタクトを取ることができるのがメリット。同サービスの月額利用料金(税込み)は男性が2980円、女性が980円で、現在約6000人が登録しているという。

■小僧寿し <9973>  34円  +1 円 (+3.0%)  本日終値

小僧寿し<9973>が高い。15日の取引終了後、株主優待制度を新設すると発表しており、これを好感する買いが入った。株主優待の内容は、毎年6月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、優待割引カード(割引率は保有株数に応じて3~10%)を贈呈するというもの。同社は以前にも株主優待制度を導入していたが、業績不振を背景に18年6月末を最後に廃止していた。併せて、JFLAホールディングス<3069>グループであるアスラポートの新設分割会社の株式を取得すること、及び第三者割当増資を通じてJFLAHDの関係会社となることも明らかにしている。

■オールアバウト <2454>  538円  +11 円 (+2.1%) 一時ストップ高   本日終値

オールアバウト<2454>が一時急伸。同社はきょう、子会社のオールアバウトパートナーズが電通グループ<4324>傘下の電通と共同で、企業のオウンドメディア(自社媒体)を強化するサービス「Elite Connector(エリートコネクター)」を開発し、提供を開始すると発表。同サービスは、BtoB企業(法人向けビジネスを展開する企業)のオウンドメディアにおける記事コンテンツの企画・制作・改善を一気通貫でサポートするというもの。BtoB企業は、高い記事制作力や信頼性などが担保された高品質なコンテンツをオウンドメディアに掲載できるほか、自社での継続的なリソースの確保や業務負荷を大幅に削減することができるという。

■第一カッター興業 <1716>  1,305円  +12 円 (+0.9%)  本日終値

第一カッター興業<1716>が反発。15日の取引終了後、期末一括で27円を予定していた22年6月期の配当予想を28円に増額修正したことが好感された。なお、前期実績は18円だった。

■Mipox <5381>  718円  +6 円 (+0.8%)  本日終値

Mipox<5381>、トレックス・セミコンダクター<6616>、タムラ製作所<6768>、テセック<6337>、新電元工業<6844>といったパワー半導体分野で積極展開を図る銘柄群に投資資金の攻勢が顕著となっている。世界的な脱炭素への取り組みが活発化するなか、パワー半導体市場が急速に拡大傾向を示している。特に電気自動車(EV)向けではモーター駆動部分などを中心に高出力のパワー半導体需要が旺盛であり、関連銘柄にビジネスチャンスが広がっている。直近では日揮ホールディングス<1963>が、子会社を通じEV用パワー半導体に使うセラミックス部品を増産するため20億円を投資することを発表、EVシフトに伴うパワー半導体需要の拡大を見込んだ動きが顕在化している。

■アートネイチャー <7823>  720円  +5 円 (+0.7%)  本日終値

アートネイチャー<7823>は3日ぶりに反発。15日の取引終了後に発表した5月度の単体売上高で、総売上高が前年同月比4.5%増と3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。なお、主要商品売上高のうち男性用は新規・リピート合わせて同1.8%減となった一方、女性用は同5.9%増となり、男女合計では同1.4%増だった。

●ストップ高銘柄

NFCホールディングス <7169>  1,780円  +300 円 (+20.3%) ストップ高   本日終値

児玉化学工業 <4222>  545円  +80 円 (+17.2%) ストップ高   本日終値

マツモト <7901>  7,190円  +1,000 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値

など、6銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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