10万円以下で買える、財務健全&低PER 28社【スタンダード】編 <割安株特集>

特集
2022年6月19日 16時00分

少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、赤字決算や無配の企業が数多くあることには留意したい。

東証スタンダード上場企業では813銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。また、割安株という観点から予想PER(株価収益率)が10倍以下の銘柄に絞り込んだ。

下表は東証スタンダード上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額70億円以上、(3)株主資本比率が60%以上、(4)予想PERが10倍以下――を条件に投資妙味が高まる28社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PERは17日現在)

18日(土)に配信した「10万円以下で買える、財務健全・低PER【プライム】編」も併せてご覧ください。

最低投資 株主資本  予想

コード 銘柄名      金額   比率   PER

<5363> TYK     26900   67.3   6.7

<1921> 巴       39800   72.9   9.8

<4231> タイガポリ   42800   67.2   9.0

<7551> ウェッズ    47400   61.6   8.5

<9845> パーカー    51300   61.5   6.1

<6488> ヨシタケ    56600   85.6   7.1

<6489> 前沢工業    59600   62.3   6.0

<6226> 守谷輸送機   60200   60.3   9.5

<5951> ダイニチ工業  61700   86.6   9.1

<2329> 東北新社    62200   76.6   9.7

<4366> ダイトーケミ  63700   66.3   6.8

<5237> ノザワ     71000   66.0   8.1

<5984> 兼房      71800   80.5   7.4

<1967> ヤマト     74800   72.8   9.6

<7463> アドヴァンG  77000   74.2   8.5

<3447> 信和      78100   67.2   7.4

<7643> ダイイチ    81800   64.2   7.9

<9078> エスライン   84600   61.6   8.0

<3955> イムラ封筒   85900   74.6   7.8

<6670> MCJ     86400   61.3   8.3

<5368> 日本インシュ  86900   73.4   8.4

<3435> サンコテクノ  90200   73.8   6.8

<5388> クニミネ    91100   82.5   8.3

<7297> カーメイト   91500   68.3   8.1

<6677> エスケーエレ  93400   69.4   6.5

<2924> イフジ産業   95300   64.0   8.5

<3023> ラサ商事    96000   61.0   7.7

<9698> クレオ     96400   71.6   9.8

※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PERは倍。

※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.