東鉄工が4日続伸、国内大手証券は「2」へ引き上げ
東鉄工業<1835>が4日続伸。大和証券は23日、同社株のレーティングを「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。目標株価は2500円から2900円に見直した。同証券では23年3月期の連結営業利益を前期比37.7%増の100億円(会社計画90億円)と予想。豊富な手持ち工事の消化に加え、主要顧客であるJR東日本<9020>の発注単価改善および発注量回復が見込めることを評価している。発注量抑制の対象だった耐震補強工事や線路のメンテナンスなどの回復を期待している。特に、耐震補強工事は3月の福島県沖地震で東北新幹線が被災したこともあり、発注量抑制が続く可能性は低いとみている。同証券では24年3月期の同利益は120億円を見込んでいる。