「蓄電池」が3位にランク、猛暑による電力不足で注目度アップ<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「蓄電池」が3位となっている。
各地で猛暑が続くなか、電力不足が懸念されている。今週に入って多少暑さが和らいだことや、東京電力ホールディングス<9501>と中部電力<9502>が折半出資するJERAが6月30日から姉崎火力発電所5号機の運転を再開したことで電力需給の逼迫はひとまず緩和されているが、これから夏本番を迎えるとあって予断を許さない状況だ。
資源エネルギー庁では、全国で瞬間的な需要変動に対応するために必要とされる予備率3%以上を確保しているとしているものの、電力需給の厳しい見通しに変わりはなく、大規模な発電所のトラブルが発生した場合には安定供給ができない可能性がある。こうしたなか、太陽光発電や風力発電といった再生可能エネルギーに再び注目が集まっており、それとともに電力需要が少ない時にエネルギーを蓄積し、逼迫時に放電してピークをカットできる蓄電池に熱い視線が向けられている。
関連銘柄としては、ナトリウムと硫黄を使用したメガワット級の電力貯蔵システム「NAS電池」を手掛ける日本ガイシ<5333>、住宅用・産業用蓄電システムを提供する正興電機製作所<6653>、トヨタ自動車<7203>が8月から販売を開始する住宅用蓄電システムにハイブリッドパワーコンディショナーやDCDCコンバーターを供給するダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699>、蓄電池・バッテリーモニタリングユニット・空調機・屋外筐体をパッケージ化した蓄電システム「エフべス」を展開する古河電池<6937>、安全性に優れたオリビン型リン酸リチウムを電池セルに採用した公共・産業用の蓄電システムを扱うニチコン<6996>などが挙げられる。