話題株ピックアップ【夕刊】(3):ダイドー、ビープラッツ、キャンバス

注目
2022年7月8日 15時18分

■三菱鉛筆 <7976>  1,414円  -5 円 (-0.4%)  本日終値

三菱鉛筆<7976>はしっかり。同社はきょう、環境に配慮したボールペン「ジェットストリーム海洋プラスチック」を新開発し、11日からノベルティ専用商品として受注を開始すると発表しており、これを好感した買いが入っている。同商品は、国内で回収された海洋プラスチックごみと使い捨てコンタクトレンズの空ケースを使用したもので、文具業界で初めてエコマーク商品類型No.164の認定を取得している。 

■ダイドーリミテッド <3205>  183円  +50 円 (+37.6%) ストップ高   本日終値

ダイドーリミテッド<3205>が寄り付き大量の買い注文にカイ気配スタートとなり、気配値のまま株価水準を切り上げている。アパレルの中堅だが不動産部門の収益貢献度が高い。ただ、業績は新型コロナウイルスの影響もあって低迷が続いている。そうしたなか、同社は7日取引終了後、子会社が保有するダイドーリミテッドビルの売却に伴い、23年3月期第4四半期に売却益約100億円を特別利益に計上することを発表、これを材料視する買いが集中した。株価が100円台と低位にあることで個人投資家を中心とした短期資金の参戦を誘っている。

■ビープラッツ <4381>  1,340円  +191 円 (+16.6%) 一時ストップ高   本日終値

ビープラッツ<4381>が急反騰。7日の取引終了後、社内のSaaSサービスやサブスクリプション契約の管理のためのクラウドサービス「サブかん」に関して、これまでのオンライン販売サイトからの直接提供に加えて、パートナー経由での提供を開始すると発表しており、これが好材料視された。SaaSサービスやサブスク型ツールは、個々の従業員ごとのアカウントを発行するなど、従業員に紐づけて提供されるものが多く、従業員の入退職時や部署異動などで管理の紐づけや経費の管理などの手続きが必要となっていたが、「サブかん」はこれらの社内の管理や手続きの煩雑さを解決するクラウドサービス。今回、IT流通会社やシステムインテグレータなどのパートナーと共に提供することで、販売拡大への期待が高まっているもよう。なお、当初のパートナーとしてソフトバンク<9434>子会社のSB C&S、NEC<6701>と契約を締結したという。

■キャンバス <4575>  739円  +100 円 (+15.7%) ストップ高   本日終値

キャンバス<4575>が4日続伸と上げ足を強めているほか、アンジェス<4563>も大幅高で続伸、リボミック<4591>やセルシード<7776>、ラクオリア創薬<4579>などバイオ関連株が軒並み動意含みの展開をみせている。「ここにきてマザーズ指数が底入れの兆しをみせているが、構成銘柄に多く含まれるバイオ関連株の上昇が寄与している」(中堅証券ストラテジスト)という。前週は旧マザーズ銘柄の信用評価損益率の悪化により、追い証を誘発するリスクがあったが、足もとでセンチメントが改善している。株価水準に値ごろ感があり、全体相場のリスク回避ムードが一巡したのを見計らって、個人投資家などが仕切り直しの買いを入れている。

■パシフィックネット <3021>  1,357円  +60 円 (+4.6%)  本日終値

パシフィックネット<3021>が反発。午前10時15分ごろ、リユースパソコンへのOSのインストール自動化を目的とした、業界初となる同社独自のシステム「MARgic」を開発したと発表しており、これが好感された。同社が生産販売するリユースパソコンへのOSインストールに活用するとともに、11日から全国の再生パソコン事業者へのサービス提供を開始するとしている。

■坪田ラボ <4890>  812円  +34 円 (+4.4%)  本日終値

坪田ラボ<4890>が大幅高で4日続伸。午前9時ごろ、バイオレットライト技術を用いた近視進行抑制のための医療機器(TLG-001)開発において検証的臨床試験を開始し、ジンズホールディングス<3046>とのライセンス契約で定めていたマイルストーンを達成したと発表しており、これが好感された。これに伴い坪田ラボは一時金2億円を受領することになり、23年3月期第1四半期の売上高として計上するという。なお、業績予想には織り込み済みとしている。

■ワンダープラネット <4199>  2,412円  +99 円 (+4.3%)  本日終値

ワンダープラネット<4199>が大幅反発。7日の取引終了後に発表した6月度のMAU(月間で1回以上アプリを利用したユーザー数)は81万1000人となった。前年4~5月に「ジャンプチ」のテレビCMを行った効果の反動で前年同月比では27.1%減となったが、5月の同42.9%減からは大きく改善した。また、前月比では1000人増となった。

■3DM <7777>  320円  +6 円 (+1.9%)  本日終値

スリー・ディー・マトリックス<7777>が高い。7日の取引終了後、消化器内視鏡領域を適応領域とした止血材「PuraStat(ピュアスタット)」の米国市場における販売を開始したと発表したことが好感された。同製品は欧州や日本では既に販売中で、消化器内視鏡切除術に伴う止血材として広く利用されている。米国における承認は消化器内視鏡切除術に伴う術中止血だけではなく、後出血予防や直腸粘膜炎治癒への適用も含んでいることから、今後は速やかな市場への製品浸透を推進することで、米国における先端的な消化器内視鏡治療の広がりに貢献するという。なお、同件による23年4月期業績への影響はないとしている。

■トレファク <3093>  1,221円  +21 円 (+1.8%)  本日終値

トレジャー・ファクトリー<3093>は反発。7日の取引終了後に発表した6月度の月次売上概況(単体)で、既存店売上高が前年同月比12.8%増となり、10カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。気温の上昇により夏物衣料が好調に推移したことや、記録的な猛暑や新品供給不足の影響もありエアコンの販売も好調に推移。また、引き続き堅調な生活雑貨、ホビー用品に加え、AV機器も好調だった。なお、全店売上高は同25.4%増だった。

■MRT <6034>  1,241円  +20 円 (+1.6%)  本日終値

MRT<6034>が4日続伸。午前11時ごろ、JTB(東京都品川区)と地域の医師・医療従事者不足解消を目的にした包括的業務提携契約を締結したと発表しており、これが好感された。今回の提携は、新しいワーケーションプログラムを開発・提供することで地域医療の支援体制構築、都市部の医療従事者に地域の魅力を知ってもらうきっかけづくりを行い、それによる関係人口の拡大、さらには移住定住へとつなげるのが狙い。第1弾として広島県福山市から医療版ワーケーション(福山モデル)の試行実施業務を受注したとしており、円滑に事業を推進するため3者で連携し、医療提供体制の一助として地域医療を支えるとしている。

●ストップ高銘柄

ムラキ <7477>  1,741円  +300 円 (+20.8%) ストップ高   本日終値

アール・エス・シー <4664>  497円  +80 円 (+19.2%) ストップ高   本日終値

ガーラ <4777>  559円  +80 円 (+16.7%) ストップ高   本日終値

セキュア <4264>  1,050円  +150 円 (+16.7%) ストップ高   本日終値

セーフィー <4375>  716円  +100 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値

など、7銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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