10万円以下で買える、増収増益&低PBR 24社【プライム】編 <割安株特集>

特集
2022年7月22日 19時30分

少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。

東証プライム上場企業では510社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、今期に増収増益を見込み、割安を見分ける基準となるPBR(株価純資産倍率)が1倍未満の銘柄に注目してみた。

下表は東証プライム上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額が500億円以上、(3)今期の売上高と経常利益が前期比で増加、(4)PBRが1倍未満――を条件に投資妙味が高まる24社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは22日現在)

なお、24日(日)16時00分に「10万円以下で買える、増収増益&低PBR【スタンダード】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

最低投資  ┌─売上高─┐  ┌ 経常利益 ┐     

コード 銘柄名      金額  増収率   今期  増益率   今期   PBR

<6472> NTN      25600   12.1  720000   193  20000  0.69

<5563> 新日本電工    36000   30.3   86000   45.6  10000  0.80

<9412> スカパーJ    55700   0.3  120000   5.9  21500  0.67

<1887> 日本国土開発   59600   34.9  171000   8.4   9100  0.64

<5191> 住友理工     62200   21.1  540000   2742  11000  0.41

<8214> AOKIHD   66500   7.2  166100   60.6   7000  0.44

<4997> 日農薬      66700   11.5   91300   7.5   6200  0.80

<6498> キッツ      69900   5.3  143000   8.1   9700  0.75

<3289> 東急不HD    71100   1.1  1000000   4.3  76000  0.81

<1934> ユアテック    74600   2.5  231000   3.6  10400  0.41

<1803> 清水建      76200   32.2  1960000   38.8  70000  0.68

<6471> 日精工      76200   8.6  940000   35.5  40000  0.63

<3941> レンゴー     77200   13.8  850000   3.7  38000  0.56

<6703> OKI      77300   20.7  425000   4.0   8000  0.62

<6376> 日機装      83700   1.3  170000   750  33600  0.61

<1942> 関電工      86500   9.4  542000   3.3  32800  0.62

<6345> アイチコーポ   88700   8.7   61500   4.7   8100  0.88

<6118> アイダ      92400   15.3   72000   134   5700  0.71

<9069> センコーHD   93000   12.3  700000   3.4  27000  0.94

<9543> 静ガス      95900   29.1  171660   10.3   7140  0.80

<1802> 大林組      97600   6.6  2050000   109  104000  0.73

<4095> パーカライ    97800   1.9  120000   5.9  18000  0.71

<5076> インフロニア   98200   7.0  730600   14.4  43500  0.74

<6741> 信号       99700   11.7   95000   19.3   7800  0.72

※単位は最低投資金額が円、売上高・経常利益が百万円、増益率・増収率が%、PBRが倍。

※通期予想が最終赤字、今期無配の銘柄は除いた。

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