DyDoが続落、原材料価格の上昇などで23年1月期営業利益予想を下方修正
ダイドーグループホールディングス<2590>は続落。前週末26日の取引終了後、23年1月期の連結業績予想について、営業利益を33億円から7億円(前期比84.7%減)へ、最終損益を22億円の黒字から6億円の赤字(前期39億7400万円の黒字)へ下方修正しており、これが嫌気されている。
トルコ飲料事業の大幅増収が見込まれることから売上高は1560億円から1655億円へ上方修正した。ただ、利益面では上昇傾向にあったコーヒー豆をはじめとする原材料価格に加え、原油価格の高騰や円安の進行に伴い製造・配送にかかるエネルギーコストなどが上昇していることが利益を圧迫する。なお、国内飲料事業の価格改定による収益貢献は業績予想に織り込んでいないという。
あわせて発表した第2四半期累計(1月21日~7月20日)決算は、売上高797億8100万円、営業利益7億2300万円(前年同期比73.6%減)、最終損益8億6900万円の赤字(前年同期17億7100万円の黒字)だった。また、今期から収益認識会計基準を適用しているため、売上高の前年との比較はない。