話題株ピックアップ【夕刊】(3):ダイオーズ、リンクユー、うるる

注目
2022年9月2日 15時17分

■ダイオーズ <4653>  1,497円  +187 円 (+14.3%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ

ダイオーズ<4653>は急騰。同社は1日、MBOの一環として投資ファンドのインテグラル(東京都千代田区)が持ち分の100%を所有するボイジャーがダイオーズに対してTOBを実施することを発表。TOB価格を1株1500円としていることから、これにサヤ寄せする格好となった。買い付け予定数は735万4794株(下限287万5181株、上限設定なし)で、買い付け期間は2日から10月18日まで。なお、TOB成立後に同社株は上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は2日付で監理銘柄(確認中)に指定している。

■Link-U <4446>  807円  +26 円 (+3.3%)  本日終値

Link-U<4446>が続伸。1日夜の日本経済新聞電子版で「ブロックチェーンゲームを開発するハッシュパレット(東京・港)は1日、遊んで稼ぐ『Play to Earn(プレイトゥアーン)』型のゲームで利用できるトークンを大手暗号資産(仮想通貨)交換業者ビットフライヤー(同)に上場すると発表した」と報じられたことを受けて、HashPalette(ハッシュパレット)に出資するリンクユーへの関心が高まったようだ。記事によると、上場するのはブロックチェーンゲーム「エルフマスターズ」の運営管理に使うトークンで、23年上期の上場を目指すとしている。

■うるる <3979>  1,338円  +41 円 (+3.2%)  本日終値

うるる<3979>が反発。1日の取引終了後、同社が運営する官公庁・自治体・独立行政法人向け購買調達サービス「調達インフォ」の利用機関数が8月末時点で1000機関を突破したと発表しており、これが好感された。「調達インフォ」は、19年にサービスの提供を開始した、全国約8000機関以上の入札案件・落札情報を、官公庁や自治体の調達担当者が無料で閲覧し、情報収集できるサービス。クローズドな状態になっていた他の自治体の先進的な事例や、適切な調達に必要な仕様書の条件を各自治体の調達担当者が確認できる状態にすることで、担当者の情報収集や業務の効率化を図るサービスとして利用機関を増やしている。

■ブティックス <9272>  2,456円  +74 円 (+3.1%)  本日終値

ブティックス<9272>がしっかり。1日の取引終了後、建設業者向け受発注マッチングプラットフォームを運営するツクリンクと業務提携したと発表しており、これが好材料視された。今回提携により、事業拡大や事業承継を考えるツクリンクの顧客に対して、M&Aマッチング支援を提供することで、建設業者が抱える課題の解決を図るのが狙い。なお、23年3月期業績への影響は軽微としている。

■フォースタートアップス <7089>  3,010円  +79 円 (+2.7%)  本日終値

フォースタートアップス<7089>が反発。午前10時ごろ、京都市から「令和4年度『戦略的首都圏企業連携推進業務』企画・運営業務」を受託したと発表しており、これが好感された。京都市の「戦略的首都圏企業連携推進業務」は、首都圏企業に対して京都市が「ビジネス都市」であることを認知させ、スタートアップをはじめとした首都圏企業の京都進出を促進することを目的に行われるもの。今回の受託により、同社は取り組みの一環として、スタートアップ向けに京都市でビジネスを行う魅力が分かるハイブリッドセミナーを開催するとしている。

■大成ラミック <4994>  2,857円  +67 円 (+2.4%)  本日終値

大成ラミック<4994>は3日ぶりに反発。午後2時ごろ、マレーシア連結子会社の保有株80.2%をストレッチフィルム製造のSCIENTEX社(マレーシア)へ譲渡すると発表しており、これが好感された。譲渡価格は約19億7907万円。更に、マレーシアに販売及びソリューションサービスに特化した子会社を設立し、現地生産から現地調達へ移行するとした。なお、同件が23年3月期の連結業績に与える影響は精査中としている。

■ダブルエー <7683>  2,454円  +40 円 (+1.7%)  本日終値

ダブルエー<7683>が3日ぶりに反発。1日の取引終了後に発表した8月度の単体売上高(速報値)が前年同月比21.3%増となり、6カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。新型コロナウイルスの感染再拡大の影響は残っているものの、都心部を中心に集客が好調で、お盆期間以降も大きく落ち込むことなく月末まで推移した。特に「跳べるパンプス」シリーズを中心とした新作商品の立ち上がりが順調であり、販売単価の向上にも寄与した。

■東京通信 <7359>  1,122円  +18 円 (+1.6%)  本日終値

東京通信<7359>が7日ぶり反発。1日の取引終了後、家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」向けのゲームコンテンツとして、9月1日に「みんなの!小学生あるある探し」を配信したと発表。これが材料視されたようだ。同社は今年7月にニンテンドースイッチへのゲームコンテンツの配信を開始した。今回は、その第2弾になるという。

■アエリア <3758>  418円  +6 円 (+1.5%)  本日終値

アエリア<3758>が3日ぶりに反発。1日の取引終了後、子会社サイバードがWeb3.0領域でのビジネス展開の拡大を目指してmicroverse(東京都渋谷区)と業務提携したと発表しており、これが好感された。サイバードが従来から提供しているファンロイヤル化支援サービス「FaneX」の一環として、microverseのNFTの発行/販売/管理、コミュニティー運用に必要な機能とAPIが揃った開発支援サービス「Stella」並びにLINE Blockchainを活用したNFT配布サービスを活用して、Web3時代のファンと企業間の新たな関係構築支援を行うのが狙い。今後サイバードは、microverseの「Stella」やLINE Blockchainを活用したNFTの販売・配布のほか、グッズとNFTあるいは検定とNFTなど、多様な利用方法の提案などを行うとしている。

■大和コンピューター <3816>  1,007円  +11 円 (+1.1%) 一時ストップ高   本日終値

大和コンピューター<3816>が一時急騰。同社は基幹系ソフトの開発や導入コンサルティング事業を手掛け、クラウド分野を強化し農業分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)などに注力している。1日取引終了後、JETRO「日ASEANにおけるアジアDX促進事業」に、インドネシアにおける「農家の信用スコアリングを軸としたデジタル農協プラットフォーム構築事業」が初採択されたことを発表、これが株価を刺激する格好となった。

●ストップ高銘柄

タカセ <9087>  2,715円  +500 円 (+22.6%) ストップ高   本日終値

トミタ電機 <6898>  4,375円  +700 円 (+19.1%) ストップ高   本日終値

ソレキア <9867>  9,700円  +1,500 円 (+18.3%) ストップ高   本日終値

プレイド <4165>  670円  +100 円 (+17.5%) ストップ高   本日終値

光・彩 <7878>  10,050円  +1,500 円 (+17.5%) ストップ高   本日終値

など、7銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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