話題株ピックアップ【夕刊】(3):プレイド、サイバーセキ、FFRI

注目
2022年9月5日 15時26分

■プレイド <4165>  770円  +100 円 (+14.9%) ストップ高   本日終値

プレイド<4165>が5連騰しストップ高の770円に買われた。午前9時ごろ、企業が手掛ける新規事業開発の立ち上げを伴走支援する「PLAID Accel(プレイドアクセル)」の提供を開始したと発表しており、これが好感された。「PLAID Accel」は、新規事業開発の企画や実行を代行する役割ではなく、企業の主体性を尊重したうえで、時には半歩先をリードしたり、時には後ろから背中を押したりしながら、知見や経験が社内に蓄積されるような「内製化」を推進するのが特徴。また、第三者的な「支援」という関わり方だけではなく、「事業共創」という形で自らも結果にコミットし、共に新しい事業を作ることにもチャレンジするとしている。

■サイバーセキ <4493>  2,021円  +172 円 (+9.3%)  本日終値

サイバーセキュリティクラウド<4493>が大幅高、25日移動平均線を足場に上値指向を鮮明としている。国家安全保障の観点からサイバーセキュリティーに対する取り組み強化が政策主導で進んでいる。そのなか、同社は世界指折りのサイバー脅威インテリジェンスとAI技術を駆使したサイバーセキュリティーの開発・提供を行っており、自社開発100%のWebセキュリティーサービスを展開している。日本の防衛産業をサイバー攻撃から守るという目的で「防衛関連事業者向けサプライチェーン防衛パッケージ」を開発、岸田政権の政策路線に乗る銘柄として注目度が高まっている。

■FFRIセキュリティ <3692>  1,108円  +80 円 (+7.8%)  本日終値

FFRIセキュリティ<3692>は急速に切り返し、7.8%高の1108円まで駆け上がった。前日まで7日続落と下値模索を続けていたが、売り出尽くし感からの買いが活発化した。サイバーセキュリティー専業で専門性の高い人材を擁し、世界トップレベルのセキュリティーエンジニアも複数在籍している。自社で開発する純国産の標的型攻撃に特化したソフト開発が特長。政府機関や大手企業との協業で強みを持ち、岸田政権による経済安全保障を前提としたサイバーセキュリティー分野への政策的な後押しで恩恵を受けることが期待されている。

■セグエグループ <3968>  715円  +48 円 (+7.2%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ

セグエグループ<3968>が満を持して急反発、前日まで5日続落と調整色を強めていたが、きょうは値ごろ感からの買いを呼び込み、7%を超える上昇でプライム市場の値上がり率首位を争う人気となった。岸田政権ではサイバー攻撃などの頻発化に対応し、防衛産業の機密漏洩対策を後押しするため税制優遇などを検討していることが伝わっている。また、経済安保の強化のために量子技術なども駆使し官民連携で情報セキュリティー向上に努める構えにあり、サイバーセキュリティー関連株には熱い視線が注がれている。そのなか、同社はネットワークセキュリティー製品の輸入販売や、システムの構築及び保守、システムエンジニア派遣などトータルソリューションを展開しており、足もとの業績も極めて好調に推移していることから見直し買いが入った。

■ITbook <1447>  420円  +25 円 (+6.3%)  本日終値

ITbookホールディングス<1447>が7日ぶり反発。河野デジタル相が4日のフジテレビの番組でマイナンバーカードの運転免許証化を積極的に進める考えを示しており、これを受けてマイナンバー関連に位置づけられる同社株に思惑的な買いが入ったようだ。同社はマイナンバー関係のコンサルティングなど、自治体のマイナンバーカード普及促進に向けた支援を手掛けている。

■ウッドワン <7898>  1,105円  +57 円 (+5.4%)  本日終値

ウッドワン<7898>が3日ぶりに反発。前週末2日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を5万株(発行済み株数の0.53%)、または1億円としており、取得期間は9月5日から11月30日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするためという。

■ウェルネット <2428>  550円  +22 円 (+4.2%)  本日終値

ウェルネット<2428>は4日続伸。前週末2日の取引終了後、札幌証券取引所本則市場から上場承認を受けたと発表した。これにより、上場予定日の14日以降は、東京証券取引所プライム市場と札幌証券取引所本則市場の両方で同社株の売買が可能となる。

■オリコン <4800>  990円  +32 円 (+3.3%)  本日終値

オリコン<4800>の上値追いが鮮烈。株価は前週末の40円高に続き、きょうも20円を超える上昇で990円台まで上値を伸ばし、今年2月以来約7カ月ぶりの4ケタ大台回復を目前に捉えている。音楽情報中心のランキング配信を主要業務としていたが、業態を転換し現在はニュースサイトの運営や顧客満足度(CS)調査が収益源となっている。業績は好調で23年3月期は売上高が前期比8%増の48億5000万円、営業利益は同9%増の16億5000万円を見込むほか、今期連続増配に加え8月下旬には30万株を上限とする自社株買いを発表するなど株主還元にも積極的だ。

■プロパティエージェント <3464>  1,541円  +41 円 (+2.7%)  本日終値

プロパティエージェント<3464>は続伸。午後0時30分ごろ、子会社バーナーズが、アソビュー(東京都品川区)から新規受注を獲得したと発表しており、これが好感された。バーナーズではセールフォース導入支援コンサルティングサービスを展開しており、毎期50%超える成長率を目指すとしている。

■ライトオン <7445>  683円  +8 円 (+1.2%)  本日終値

ライトオン<7445>は反発。前週末2日の取引終了後に発表した8月度の月次売上高情報で、既存店売上高が前年同月比24.7%増と大幅増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。3年ぶりに行動制限のないお盆休みとなったことで、客足が伸長したことが寄与した。商品別では、帽子やサンダルなどの雑貨、プリントTシャツ及び定番素材のジーンズが堅調に推移した。なお、全社売上高は同19.5%増だった。

●ストップ高銘柄

アルファ <4760>  1,560円  +300 円 (+23.8%) ストップ高   本日終値

カイゼン <4170>  604円  +100 円 (+19.8%) ストップ高   本日終値

クルーズ <2138>  952円  +150 円 (+18.7%) ストップ高   本日終値

タカセ <9087>  3,215円  +500 円 (+18.4%) ストップ高   本日終値

トミタ電機 <6898>  5,080円  +705 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値

など、11銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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