日経平均は14円高でスタート、任天堂や神戸物産などが上昇/寄り付き概況

市況
2022年9月13日 9時28分

日経平均 : 28556.21 (+14.10)

TOPIX  : 1981.38 (+1.16)

[寄り付き概況]

13日の日経平均は14.10円高の28556.21円と4日続伸して取引を開始した。前日12日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は229.63ドル高の32381.34ドル、ナスダックは154.10ポイント高の12266.41で取引を終了した。8月消費者物価指数(CPI)の発表を控え、インフレ鎮静化を期待した買いが先行した。NY連銀の8月期待インフレが大幅に低下したことも投資家心理の改善に繋がった。一方、9月連邦公開市場委員会(FOMC)の大幅利上げ観測は根強く、午後に入り長期金利が大きく上昇に転じると、主要株式指数は上げ幅を縮小し取引を終えた。

今日の東京株式市場は、買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が4日続伸したことが東京市場の株価を支えた。また、政府が入国者数の上限撤廃などを10月までに判断すると伝えられたことなどから、経済活動の本格再開に対する期待が継続したことも株価の支えとなった。一方、日経平均が昨日までの3日続伸で1100円を超す上げとなったことから短期的な過熱感が意識された。また、今晩発表される8月の米消費者物価指数(CPI)を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では、やや買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された8月の国内企業物価指数は、前年同月比9.0%上昇した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同8.9%上昇だった。同じく取引開始前に発表された法人企業景気予測調査によると、7-9月期の大企業全産業の景況判断指数(BSI)はプラス0.4だった。前回調査の4-6月期はマイナス0.9、先行き10-12月期の見通しはプラス6.4となった。今日はジャパニアス<9558>が東証グロースに上場した。

セクター別では、鉱業、陸運業、その他製品、石油石炭製品、サービス業などが値上がり率上位、輸送用機器、精密機器、保険業、鉄鋼、ゴム製品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、任天堂<7974>、デンソー<6902>、神戸物産<3038>、INPEX<1605>、ベイカレント<6532>、エムスリー<2413>、JR東<9020>、住友鉱<5713>、レノバ<9519>、メルカリ <4385>、OLC<4661>、川崎汽船<9107>、村田製<6981>などが上昇。他方、オリンパス<7733>、ダブル・スコープ<6619>、シマノ<7309>、ホンダ<7267>、日産自<7201>、三菱自<7211>、SMC<6273>、7&iHD<3382>、日本製鉄<5401>、ファナック<6954>、NTT<9432>などが下落している。

《FA》

提供:フィスコ

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