北海電は大幅安、今期の大幅最終赤字見通しと配当未定を嫌気
北海道電力<9509>は大幅安。前週22日の取引終了後、これまで未定としていた23年3月期業績予想を発表。最終損益を710億円の赤字とし、前期の黒字から一転大幅な赤字に転落する見通しとなったことが嫌気されているようだ。
燃料価格の上昇による燃料費調整制度の期ずれ差損の拡大などが響く。小売り・他社販売電力量の増加や燃料価格上昇に伴う燃料費調整額の増加により、売上高は前期比46.2%増の9700億円と増加する見込み。中間・期末ともに10円としていた配当予想については、中間配当を無配、期末配当を未定にそれぞれ見直した。