話題株ピックアップ【夕刊】(3):GMO-AP、助川電気、オービス

注目
2022年9月30日 15時17分

■GMOアドパートナーズ <4784>  433円  +12 円 (+2.9%)  本日終値

GMOアドパートナーズ<4784>が一時急騰。同社は29日、連結会社で総合マーケティング支援事業を展開するGMO NIKKOが、メタバース空間でのバーチャル店舗出店・運営を支援する「GMOメタバース for Shop」の提供を開始したと発表しており、これが材料視されたようだ。「GMOメタバース for Shop」は、メタバース関連ビジネスをサポートする「GMOメタバース ラボ」で、実店舗及びECサイト向けやイベント施設を対象とした3D空間を企画、デザイン、開発、運用、保守をトータルで提供するサービス。企業やブランドごとにオリジナルの商空間を制作できるのに加え、アバターキャラクターを活用したオンライン接客を行えるなど、リアル店舗やECとは異なる新たな販売チャネルとして消費者の新たな体験を実現することが可能だとしている。

■助川電気工業 <7711>  1,304円  +30 円 (+2.4%)  本日終値

助川電気工業<7711>が全般地合い悪に逆行して反発。同社は熱制御技術に特化した研究開発型メーカーで高技術を生かし原子力関連機器などにも展開する。29日、三菱重工業<7011>が関西電力<9503>など電力4社と協業で新型原子炉を開発することを発表したほか、日立製作所<6501>と米ゼネラル・エレクトリック<GE>の合弁会社である日立GEニュークリア・エナジーが「革新軽水炉」を開発することも報じられており、「次世代原子炉に向けた取り組みが活発化していることが、助川電気のビジネスチャンスを広げるとの思惑につながった」(中堅証券ストラテジスト)としている。

■オービス <7827>  1,148円  +26 円 (+2.3%)  本日終値

オービス<7827>が後場に入りプラスに転じた。正午ごろ、22年10月期の単独業績予想について、売上高を112億6100万円から112億6700万円(前期比19.5%増)へ、営業利益を6億1900万円から7億3200万円(同3.2倍)へ、純利益を4億3800万円から5億1100万円(同5.5倍)へ上方修正したことが好感された。引き続き工場稼働率が高水準で推移し、適正な販売価格を維持できる見込みであることに加えて、ハウス・エコ事業で原価管理の更なる強化を推し進め粗利率が向上する見込みであることが要因としている。

■南海辰村建設 <1850>  322円  +6 円 (+1.9%)  本日終値

南海辰村建設<1850>が続伸。29日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、営業利益を6億円から9億3000万円(前年同期比38.0%増)へ、純利益を5億7000万円から7億9000万円(同49.1%増)へ上方修正したことが好感された。受注の時期ずれや一部工事の進捗遅れなどの影響により、売上高は200億円から194億円(同9.8%増)へやや下振れる見込みだが、一部工事の採算性向上に伴う利益率改善や諸経費の削減などに取り組んだことが奏功し利益は上振れるとしている。

■Link-U <4446>  690円  +10 円 (+1.5%)  本日終値

Link-U<4446>が一時14%近く上昇する場面があった。同社はきょう、グループのComikey Media(米国オレゴン州)が展開する海外市場向けマンガプラットフォーム「Comikey(コミッキー)」で、集英社(東京都千代田区)の女性向けアプリ「マンガMee」で連載中のマンガ作品の取り扱いを開始すると発表し、これが材料視されたもよう。ただ、買い一巡後は急速に伸び悩む動きとなった。このほど集英社とライセンス契約を締結し、「マンガMee」連載作品の翻訳版最新話を日本語版と同時に配信するという。リンクユーは今後も国内外を問わず、電子コミックの普及に尽力していくとともに、良質な正規版日本コンテンツを海外に対しても展開するとしている。

■新都ホールディングス <2776>  99円  +1 円 (+1.0%)  本日終値

新都ホールディングス<2776>が動意。29日、アルミニウムリサイクル事業の規模拡張に関する取り組みを発表しており、足もとこれを材料視する向きもあるようだ。アルミニウムリサイクル製品の輸出について、従来のコンテナベースでの輸出から輸送船1艘(そう)ベース(約1000トン積載)での運用を開始したという。また、中国の大手企業グループC&D向けにアルミサッシのリサイクル製品を供給することも、あわせて明らかにした。

■アドソル日進 <3837>  1,467円  +12 円 (+0.8%)  本日終値

アドソル日進<3837>が3日続伸。29日の取引終了後、データビークル(東京都港区)と共同で推進した新型コロナウイルス感染症対策データ分析ソリューションを東京都に納入したと発表しており、これが好材料視された。同ソリューションは、東京都福祉保健局の感染症に関する政策立案、危機管理、調査・分析、情報収集・発信など、効果的な感染症対策を一体的に担う司令塔である「東京iCDC」の活動において、新型コロナウイルス感染症関連の分析や予測モデル構築及び地域特性に応じた感染症対策などに貢献する。両社は今後、同ソリューションの機能拡充・アップデートに取り組み、パンデミックや激甚災害発生などに対応した「レジリエンス・ソリューション」としても展開を図るとしている。

■ビューティガレージ <3180>  2,612円  +10 円 (+0.4%)  本日終値

ビューティガレージ<3180>が続伸。SMBC日興証券が29日付で投資評価「1」を継続し、目標株価を3900円から4000円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。23年4月期第1四半期(5~7月)の実績を踏まえて業績予想を微修正したという。第1四半期は、店舗設計事業の人員不足や展示会への出展コストの期ずれで減益となったが、物販事業は売り上げ、利益ともに同証券の予想を上振れたとしており、値上げやミックス改善で粗利率が下げ止まった点や、その他販管費のコスト改善が想定以上に進捗している点を評価しているという。また、旺盛な化粧品需要により物販事業の成長が加速しており、7月より国内トップクラスのプレミアムカラー剤であるウェラ社の「イルミナカラー」の取り扱いを開始するなど、24年4月期にかけて物販事業の成長率を底上げする可能性があるとして、24年4月期営業利益予想を16億円から17億円へ引き上げている。

■ネオマーケティング <4196>  930円  -195 円 (-17.3%)  本日終値

ネオマーケティング<4196>が急反落し、上場来安値を更新した。同社は29日取引終了後、22年9月期通期の連結業績予想修正を発表。最終損益の見通しを従来の2億3700万円の黒字から2億9700万円の赤字(前期は2億600万円の黒字)に引き下げたことが嫌気されたようだ。子会社であるZeroの株式取得時に発生したのれんの未償却残高の全額を減損し、減損損失4億5100万円を特別損失に計上することが主な理由。なお、売上高の見通しは従来の22億円から22億3000万円(前期比21.9%増)に引き上げ、経常利益見通しは3億5000万円から2億7000万円(同5.6%減)に下方修正している。

■第一工業製薬 <4461>  1,911円  -82 円 (-4.1%)  本日終値

第一工業製薬<4461>が続落。29日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、営業利益を47億円から35億円(前期比24.3%減)へ、純利益を25億円から10億円(同59.9%減)へ下方修正したことが嫌気されている。価格転嫁の活動を進めることで、売上高は650億円から700億円(同11.7%増)へ上方修正したが、上期における各種原材料価格の高騰の影響が大きく、大幅な減益になる見通しという。

●ストップ高銘柄

ラバブルMG <9254>  2,024円  +400 円 (+24.6%) ストップ高   本日終値

アースインフィニティ <7692>  4,550円  +700 円 (+18.2%) ストップ高   本日終値

和心 <9271>  552円  +80 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

三ッ星 <5820>  5,880円  -1,000 円 (-14.5%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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