明日注目すべき【好決算】銘柄 三益半導、ミタチ産業、スタティアH (30日大引け後 発表分)

注目
2022年10月2日 11時00分

30日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

三益半導 <8155> [東証P]  ★非開示だった今期経常は45%増で2期連続最高益、19円増配へ

◆23年5月期第1四半期(6-8月)の経常利益(非連結)は前年同期比74.7%増の32.1億円に拡大して着地。旺盛な半導体デバイス需要を背景に、主力の半導体事業で300㎜ウエハーを中心に生産が好調に推移したことに加え、原価低減を進めたことも大幅増益につながった。

併せて、非開示だった通期の同利益は前期比45.4%増の110億円と2期連続で過去最高益を更新する見通しを示した。業績好調に伴い、年間配当は前期比19円増の64円を実施する方針とした。

ソーバル <2186> [東証S]  ★今期最終を一転50%増益に上方修正・最高益更新へ

◆23年2月期の連結最終利益を従来予想の4.2億円→6.7億円に59.5%上方修正。従来の6.0%減益予想から一転して49.9%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。品質評価サービス事業に属する権利義務をAGEST社へ会社分割の方法で承継させたことに伴い、事業分離における移転利益3.7億円を計上したことが上振れの要因となる。

ミタチ産業 <3321> [東証S]  ★6-8月期(1Q)経常は2.5倍増益で着地

◆23年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の10.4億円に急拡大して着地。産業機器やアミューズメント分野の堅調な受注に加え、各分野における販売製品の確保などが寄与し、国内事業の収益が大きく伸びた。海外事業も民生分野でのEMS(電子機器受託生産)や半導体・電子部品の受注が増加するなど好調だった。

上期計画の14億円に対する進捗率は74.4%に達しており、業績上振れが期待される。

スタティアH <3393> [東証P]  ★今期経常を67%上方修正・8期ぶり最高益更新へ

◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の7億円→11.7億円に67.1%上方修正。増益率が26.6%増→2.1倍に拡大し、8期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。ITインフラ関連事業で情報セキュリティ製品のUTM(統合脅威管理)を中心としたネットワーク機器の導入や、MFP(複合機)におけるパートナー販売が好調に推移し、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。

東インキ <4635> [東証S]  ★今期経常を一転6.3倍増益に上方修正・22期ぶり最高益更新へ

◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の8.7億円→56.7億円に6.5倍上方修正。従来の3.1%減益予想から一転して6.3倍増益を見込み、一気に22期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。米国子会社の出資先からの出資分配益48億円を計上することが上振れの要因となる。

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