話題株ピックアップ【昼刊】:クスリアオキ、伊藤忠、KeePer

注目
2022年10月4日 11時40分

■クスリアオキ <3549>  7,490円  +940 円 (+14.4%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ

クスリのアオキホールディングス<3549>が大幅高となっている。同社は3日取引終了後、23年5月期第1四半期(5月21日~8月20日)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比35.2%増の44億7600万円となり、上半期計画75億8100万円に対する進捗率が59.0%となったことが好感されているようだ。売上高は同13.8%増の917億6600万円で着地。ドラッグストア及びドラッグストア併設調剤薬局の新規出店効果などが寄与した。なお、上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いている。また、9月度の既存店売上高が前年同月比2.8%増となったことや、子会社のクスリのアオキが三崎ストアー(石川県金沢市)からスーパーマーケット事業を譲り受けることもあわせて発表している。

■クリエイトS <3148>  3,195円  +203 円 (+6.8%)  11:30現在

クリエイトSDホールディングス<3148>が3日ぶりに急反発している。同社は3日取引終了後、23年5月期第1四半期(6~8月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比0.2%増の47億3200万円となり、上半期計画72億7000万円に対する進捗率が65%超に達したことが好感されているようだ。売上高は同6.2%増の945億3000万円で着地。同期間は新型コロナウイルス第7波の流行で感染対策商品や抗原検査キットなどの需要が増加したほか、経費抑制効果で主力のドラッグストア事業が増収増益となったことが寄与した。なお、上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■伊藤忠商事 <8001>  3,790円  +228 円 (+6.4%)  11:30現在

伊藤忠商事<8001>は大幅続伸。きょう寄り付き前、23年3月期の最終利益予想を、従来予想の7000億円から8000億円(前期比2.5%減)へ上方修正したことが好感されている。引き続き基礎収益が順調に積み上がっている状況を踏まえたという。また、65円としていた期末配当予想を75円にするとしており、これも好材料視されている。年間配当は140円となり、前期実績に対しては30円の増配になる予定だ。同時に上限を1100万株(発行済み株数の0.7%)、または350億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は22年10月4日から23年1月31日までで、機動的な資本政策の遂行を図るためとしている。

■KeePer技研 <6036>  3,865円  +205 円 (+5.6%)  11:30現在

KeePer技研<6036>は3日ぶりに反発。3日の取引終了後に発表した9月度のキーパーラボ運営事業の月次速報で、既存店売上高が前年同月比15.9%増となり、引き続き前年実績を上回ったことが好感されている。中旬に連続して発生した台風の影響を受けたものの、3連休以降は振り替えられた予約に加え、新車へのコーティングニーズも多く、来店台数は同5.9%増、平均単価は同9.4%増とともに伸長した。なお、全店の売上高は同24.2%増だった。

■あいちFG <7389>  1,688円  +85 円 (+5.3%)  11:30現在

3日に発表した「23年3月期最終利益は840億円、期末配当は50円実施する方針」「株主優待制度を導入」が買い材料。

23年3月期業績・配当見通しを発表。最終利益は840億円、期末配当は50円実施する方針。また、株主優待制度を導入。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、株主優遇定期預金を適用する。300株以上を1年以上継続保有する株主には保有株数に応じて3000円または5000円の優待品(カタログギフト)を追加で贈呈する。

■FPG <7148>  1,205円  +51 円 (+4.4%)  11:30現在

FPG<7148>が大幅続伸している。3日の取引終了後、不動産小口化商品の累計販売額が、9月末時点で1000億円を突破したと発表しており、これが好材料視されている。なお、同件による22年9月期業績予想の変更はないとしている。

■ソフトバンクグループ <9984>  5,200円  +219 円 (+4.4%)  11:30現在

ソフトバンクグループ<9984>は続伸、ここ5000円大台を巡る攻防が繰り広げられている。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大幅高に買われた。米長期金利の急低下を受け米ハイテク株への買い戻しを誘発、ナスダック市場と株価連動性の高い同社株にはポジティブに作用している。株式需給面では信用買い残はピーク時からは減少しているものの約900万株前後で高止まりしており、売り残も減少していることから信用倍率は3倍を超えており、8月上旬のような取り組み妙味は見込みにくい状況にある。

■三菱重工業 <7011>  5,049円  +203 円 (+4.2%)  11:30現在

三菱重工業<7011>をはじめ、石川製作所<6208>、東京計器<7721>、豊和工業<6203>、細谷火工<4274>など防衛関連に位置付けられる銘柄が軒並み上昇している。きょう朝方に北朝鮮から弾道ミサイルのようなものが発射されたと防衛省が発表、にわかに地政学リスクが意識される展開となった。北朝鮮はここ10日間で立て続けにミサイル発射を行っており、今回はJアラートが北海道と青森県を対象地域に指定し避難を呼びかけるなど緊迫したムードとなった。その後、政府はミサイルが日本上空を通過したことを発表している。

■アドヴァングループ <7463>  843円  +32 円 (+4.0%)  11:30現在

アドヴァングループ<7463>が急反発。3日の取引終了後、第2四半期累計(22年4~9月)の連結決算を発表した。売上高は従来予想の90億円から96億1200万円(前年同期比10.7%増)、最終利益は14億5000万円から43億5900万円(同2.5倍)に上振れて着地し、好決算を好感した買いが入った。急速な円安進行を背景に、営業外収益にデリバティブ評価益として34億6900万円を計上した。23年3月期(通期)の連結業績予想については、為替相場の見通しが難しいとして、22年4月時点の予測を据え置いた。

■ワークマン <7564>  4,715円  +155 円 (+3.4%)  11:30現在

ワークマン<7564>が3日ぶりに反発している。3日の取引終了後に発表した9月度の月次売上高速報で、既存店売上高は前年同月比1.2%減と2カ月連続で前年実績を下回ったものの、8月の同4.0%減から減収率が縮小したことが好材料視されているようだ。台風による記録的な大雨の影響で、レインウェアやシューズ、靴下などが売り上げを伸ばした一方、厳しい残暑が続いたため、衣料品を中心に秋冬商品が低調に推移した。なお、全店売上高は同4.0%増だった。

■三越伊勢丹 <3099>  1,229円  +35 円 (+2.9%)  11:30現在

三越伊勢丹ホールディングス<3099>をはじめ百貨店大手が軒並み高となっている。3日の取引終了後に百貨店大手が発表した9月の既存店売上高(速報値)が、全社ともに前年実績を上回ったことが好感されている。一部店舗では台風の影響により臨時休業や営業時間の短縮などがあったものの、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて行動制限が実施された前年の反動増があったほか、引き続き高付加価値な商品への購買意欲が高かった。三越伊勢丹の国内百貨店合計の売上高が前年同月比30.2%増となったほか、J.フロント リテイリング<3086>の大丸松坂屋百貨店合計は同22.4%増、高島屋<8233>の髙島屋各店及び国内百貨店子会社計売上高は同20.1%増、松屋<8237>の銀座本店売上高は同37.6%増、エイチ・ツー・オー リテイリング<8242>の全店売上高は同36.1%増と軒並み大幅に伸長した。

■コネクシオ <9422>  1,212円  +34 円 (+2.9%)  11:30現在

コネクシオ<9422>が4日ぶりに反発している。午前10時ごろ、ローカル5G及びキャリア5Gに対応したエッジコンピューティング・ゲートウェイ「CONEXIOBlackBear」の受注を開始したと発表しており、好材料視されている。同製品は、「NTTドコモ」「au」「SoftBank」の3キャリア及び主要ローカル5G基地局と接続検証を確認済みのほか、従来のLTE版で実績のある「現場で使える耐環境性能」とさまざまな機器と接続するための豊富なインターフェースを継承しているのが特徴。同社では、同製品を5Gソリューションの中核と位置づけ、スマートファクトリーやスマートコンストラクション分野を中心にIoTソリューションを提供する方針で、更に5G基地局ベンダーやシステムインテグレータと協業し、ローカル5G基地局の販売・構築のほか、免許取得申請支援から運用支援までのトータルソリューションを提供するとしている。

■極東開発工業 <7226>  1,366円  +36 円 (+2.7%)  11:30現在

極東開発工業<7226>は続伸。3日の取引終了後、上限を70万株とする自社株を4日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表しており、これが好感されている。なお、取得結果はまだ発表されていない。

■JCRファーマ <4552>  2,215円  +49 円 (+2.3%)  11:30現在

JCRファーマ<4552>が続伸している。3日の取引終了後、経済産業省の「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業」に採択されたと発表したことが好感されている。同整備事業は、今後脅威となりうる感染症への備えとして、平時はバイオ医薬品を製造し、感染症パンデミック発生時にはワクチン製造へ切り替えられるデュアルユース設備を有する拠点を整備するとともに、ワクチン製造に不可欠な製剤化・充填設備や、医薬品製造に必要な部素材などの製造設備を有する拠点を整備するのを支援するというもの。同社ではこれを活用し、神戸サイエンスパーク内における新製剤工場の建設を計画するとしている。

■ハイデイ日高 <7611>  2,130円  +33 円 (+1.6%)  11:30現在

ハイデイ日高<7611>は3日ぶりに反発している。きょう付の日本経済新聞朝刊で、「2022年3~8月期は、単独営業損益が数億円の赤字(前年同期は26億円の赤字)になったことが分かった」と報じられており、営業赤字縮小との観測を好材料視した買いが入っている。記事によると、まん延防止等重点措置の解除後、ランチタイムを中心に客足が戻ったとしている。なお、決算発表は7日を予定している。

●ストップ高銘柄

ワイエスフード <3358>  406円  +80 円 (+24.5%) ストップ高   11:30現在

インタースペース <2122>  1,031円  +150 円 (+17.0%) ストップ高   11:30現在

以上、2銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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