本日注目すべき【好決算】銘柄 スポーツF、SEHI、UEX (20日大引け後 発表分)

注目
2022年10月21日 7時01分

20日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

スポーツF <7080> [東証G]  ★今期経常を46%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆22年12月期の連結経常損益を従来予想の3億9500万円の黒字→5億7600万円の黒字(前期は3500万円の赤字)に45.8%上方修正し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。通期業績の上方修正は7月に続き、2回目。主要3事業(新卒者向けイベント、新卒者向け人財紹介、既卒者向け人財紹介)が引き続き好調に推移していることが寄与。人件費を中心に販管費を抑制することも上振れにつながる。

明星工 <1976> [東証P]  ★上期経常を24%上方修正

◆23年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の25億円→31億円に24.0%上方修正。増益率が15.4%増→43.1%増に拡大する見通しとなった。国内外で工事などの進捗が堅調に推移し、売上高が計画を上回ったことが寄与。大口工事案件の進捗に伴う収支改善も上振れの要因となった。

さくらKCS <4761> [東証S]  ★上期経常を51%上方修正

◆23年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の2億円→3億円に50.5%上方修正。増益率が8.7%増→63.6%増に拡大する見通しとなった。不採算案件の抑制に加え、費用支出の後ろずれで販管費が減少したことなどが要因。

内海造 <7018> [東証S]  ★今期最終を3.5倍上方修正

◆23年3月期の連結最終利益を従来予想の2億円→7億円に3.5倍上方修正。増益率が39.9%増→4.9倍に拡大する見通しとなった。円安の影響で外貨建て工事の売上高、段階利益が増加することに加え、投資有価証券売却益の計上も最終利益を押し上げる。

たけびし <7510> [東証P]  ★今期経常を13%上方修正

◆23年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の16.3億円→20億円に22.7%上方修正。半導体・電子部品の製造装置関連向けや海外EMS向けを中心に、主力のFA・デバイス事業が好調に推移したことが要因。

併せて、通期の同利益を従来予想の34億円→38.5億円に13.2%上方修正。増益率が7.3%増→21.5%増に拡大する見通しとなった。

カナデン <8081> [東証P]  ★上期経常を65%上方修正

◆23年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の10億円→16.5億円に65.0%上方修正。増益率が10.5%増→82.3%増に拡大する見通しとなった。半導体・デバイス分野で産業機器関連向けパワーデバイスやOA機器向け電子デバイスの販売が好調だったことが寄与。想定以上に円安が進んだことも利益を押し上げた。

SEHI <9478> [東証S]  ★今期業績の上方修正と上限2億円の自社株買いを発表

◆23年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の6億円→6.8億円に14.0%上方修正。Webメディア・イベント事業、ソフトウェア・ネットワーク事業、教育・人材事業の売上高が計画を上回ったことが寄与。オンラインビジネスの推進による業務効率の向上や運用利益の増加なども上振れにつながった。

併せて、通期の同利益も従来予想の12億円→13億円に8.3%上方修正。減益率が15.6%減→8.6%減に縮小する見通しとなった。

同時に、発行済み株式数の4.77%にあたる100万株または2億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

UEX <9888> [東証S]  ★今期経常を21%上方修正

◆23年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の20億円(予想レンジ中値)→24億円に20.0%上方修正。ステンレス鋼その他金属材料の販売事業で仕入れ価格の上昇に対応した販売価格の改定に注力し、在庫品を中心に利益率が向上したことが上振れの要因。

併せて、通期の同利益も従来予想の29億円(予想レンジ中値)→35億円(同)に20.7%上方修正。増益率が28.8%増→55.4%増に拡大する見通しとなった。

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