話題株ピックアップ【夕刊】(2):ケアネット、ラクス、WSCOPE

注目
2022年11月14日 15時19分

■ケアネット <2150>  1,346円  +88 円 (+7.0%)  本日終値

11日に決算を発表。「1-9月期(3Q累計)経常が14%増益で着地・7-9月期も27%増益」が好感された。

ケアネット <2150> [東証G] が11月11日大引け後(15:00)に決算を発表。22年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比13.6%増の23億円に伸び、通期計画の26.1億円に対する進捗率は88.3%に達し、5年平均の71.7%も上回った。

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■ラクス <3923>  1,997円  +130 円 (+7.0%)  本日終値  東証プライム 上昇率10位

11日に発表した「10月売上高は33.2%増」が買い材料。

10月売上高は前年同月比33.2%増。

■ダブル・スコープ <6619>  1,958円  +123 円 (+6.7%)  本日終値

11日に決算を発表。「1-9月期(3Q累計)経常が黒字浮上で着地・7-9月期も黒字浮上」が好感された。

ダブル・スコープ <6619> [東証P] が11月11日大引け後(15:30)に決算を発表。22年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常損益は71億円の黒字(前年同期は33.4億円の赤字)に浮上し、通期計画の86億円に対する進捗率は82.6%となった。

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■三井松島HD <1518>  2,890円  +181 円 (+6.7%)  本日終値

三井松島ホールディングス<1518>がカイ気配スタートで続急伸、2700円近辺のもみ合いを大きく上放れてきた。同社は前週末11日取引終了後に23年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の232億円から310億円(前期比3.7倍)に大幅増額しており、これが株価を強く刺激する格好となった。石炭価格の上昇による収益上乗せ効果が会社側の想定を上回る。なお、好業績を背景に株主還元も強化し、今期の年間配当を従来計画の230円から270円(前期実績は80円)に大きく上乗せすることもサプライズとなった。これにより配当利回りは前週末終値換算で10%近くに達している。

■NexTone <7094>  4,770円  +290 円 (+6.5%)  本日終値

11日に決算を発表。「上期経常が9%増益で着地・7-9月期も48%増益」が好感された。

NexTone <7094> [東証G] が11月11日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比8.7%増の3.2億円に伸びたが、通期計画の8.9億円に対する進捗率は36.5%にとどまり、前年同期の41.9%も下回った。

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■サイボウズ <4776>  2,266円  +124 円 (+5.8%)  本日終値

11日に決算を発表。「1-9月期(3Q累計)経常は32%減益・通期計画を超過」が好感された。

サイボウズ <4776> [東証P] が11月11日大引け後(15:00)に決算を発表。22年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比31.5%減の12.9億円に落ち込んだが、通期計画の5.5億円に対する進捗率が234.7%とすでに上回り、さらに5年平均の120.7%も超えた。

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■ゼンショHD <7550>  3,440円  +170 円 (+5.2%)  本日終値

ゼンショーホールディングス<7550>は全般地合い悪に逆行して大きく買い優勢の展開となった。株価は前週末まで8日連続安と下値模索の動きを強めていたが、きょうは満を持して大陽線で切り返した。前週末11日取引終了後に発表した、23年3月期上期(22年4~9月)の決算は売上高が前年同期比19%増の3757億2400万円、最終利益が同14%増の73億5800万円といずれも2ケタ伸長を達成した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う影響が一巡し、牛丼店の「すき家」や回転ずしの「はま寿司」などが好調で収益を押し上げた。これを評価する形で見直し買いが入った。信用取組は買い残が枯れた状態にあるなか、大幅に売り長で直近信用倍率は0.13倍。また、日証金では株不足に伴い逆日歩がついており、買い戻しによる株価浮揚効果も働いている。

■ワタミ <7522>  1,006円  +48 円 (+5.0%)  本日終値

ワタミ<7522>は大幅高で3日続伸し年初来高値を更新した。前週末11日の取引終了後、未定としていた23年3月期の連結業績予想について、売上高770億円(前期比19.6%増)、営業損益9億円の黒字(前期35億7700万円の赤字)、最終損益30億円の黒字(同18億4400万円の赤字)を見込み、同じく未定としていた配当予想を10円(前期無配)とし、3期ぶりに復配するとしたことが好感された。国内外食事業において、不採算店舗の撤退や賃料減額交渉などにより売り上げ規模縮小への耐性を強化しているほか、外食需要が社会的に回復し、下期は上期に比べて大幅な改善が見込まれ増収増益を達成する見通し。また、宅食事業においても冷凍総菜の販売やテレビショッピング放映などの販売強化を進めてきたことも寄与する。なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高390億5000万円(前年同期比36.4%増)、営業損益9億2300万円の黒字(前年同期30億7800万円の赤字)、最終損益32億2900万円の黒字(同30億300万円の赤字)だった。

■イーレックス <9517>  2,550円  +90 円 (+3.7%)  本日終値

イーレックス<9517>は全般軟調地合いに逆行し、11%を超える大幅高をみせマーケットの視線を集めた。同社は余剰電力を買い取り再販する電力小売り事業を展開、バイオマス発電所も複数運営しており、再生可能エネルギー関連の有力銘柄に位置付けられている。調達コストの上昇も価格転嫁が利いて採算が改善し、足もとの業績は好調に推移している。前週末11日取引終了後に発表した23年3月期上期(22年4~9月)決算は、営業利益が108億900万円と前年同期比でほぼ倍増した。これを手掛かり材料に投資資金の攻勢が顕著となっている。今年の夏場以降は信用買い残の整理も進んだことで、株式需給面でも上値が軽い。

■フィックスターズ <3687>  1,167円  +13 円 (+1.1%)  本日終値

フィックスターズ<3687>が続伸、一時73円高の1227円まで駆け上がる場面があった。同社は顧客企業のシステムを高速化するソフトの開発を主力とし、高いリピートオーダー率を誇る。前週末11日取引終了後に発表した22年9月期決算は営業利益段階で前の期比67%増と急拡大を果たしたほか、23年9月期についても同利益は前期比23%増の20億円を見込むなど好業績を際立たせている。一方、次世代コンピューティングの切り札とされる量子コンピューター分野への展開でも国内企業の先頭集団を走る。政府が量子技術の産業化に向け企業支援に乗り出す姿勢を打ち出し、前週10日にも同分野に関する有識者会議を開催したことが伝わっており、同社はその関連最右翼としてテーマ性を発揮しやすい。

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