カルナバイオはS安ウリ気配、新株予約権発行による希薄化を懸念
カルナバイオサイエンス<4572>はストップ安ウリ気配。22日の取引終了後、米証券会社キャンターフィッツジェラルドのグループ中核であるCantor Fitzgerald & Co.を割当先とする第三者割当により、第20回新株予約権を発行すると発表。株主価値の希薄化を懸念した売りが出ているようだ。
発行新株予約権数は3万3865個(潜在株数338万6500株)で、希薄化率は議決権ベース(9月末時点)で24.8%。調達資金約27億7912万円(手取り概算額)は、開発化合物の臨床試験や新規パイプラインの創製・導入に充てる。金融商品取引法に基づく同新株予約権に関する届け出の効力発生後に、カルナバイオは割当先との間で第三者割当て契約を締結する。