三菱重など防衛関連株が高い、23年度から5年間の防衛費総額43兆円に
三菱重工業<7011>がマドを開けて買われる人気となったほか、川崎重工業<7012>、IHI<7013>なども上昇、防衛関連株に位置付けられる銘柄群に買いが集まっている。岸田文雄首相が5日、23年度から5年間の防衛費の総額を43兆円とするよう指示したことが伝わり、防衛省との取引金額の大きい総合重機メーカーに買いが集まっている。このうち三菱重は防衛省との昨年度の契約額が4600億円弱で群を抜いており、関連最右翼銘柄としてマーケットの注目度も高い。また、三菱重は5日取引終了後に、インドネシアのエネルギー関連企業向けに5万5000キロワット級の地熱発電設備を受注したことも発表しており、これも株価の刺激材料となっているもようだ。