注目銘柄ダイジェスト(前場):ラクスル、グッドコムA、アクシージアなど

市況
2022年12月13日 11時59分

MRO<3064>:2064円(-149円)

大幅反落。前日に11月の月次動向を発表している。単体売上高は191億円で前年同月比15.8%増、2ケタ増ペースは続く形だが、伸長率は22年12月期に入ってからの最低水準となっている。また、新規顧客獲得件数は99.3千アカウントで、前年同月比8.3%減。22年12月に入って初めて10万アカウントを割り込んでいる。売上高、顧客獲得件数ともに会社計画を下回ったとみられ、ネガティブな反応が優勢になっている。

明和地所<8869>:672円(+43円)

大幅反発。前日に株主優待制度の導入を発表している。600株以上を保有する株主に対して、保有株式数に応じて株主優待ポイントを贈呈する。ポイントは株主限定の特設ウェブサイト「明和地所プレミアム優待倶楽部」において、5000種類以上の商品から選択できる。3000株保有する株主の場合、前日終値ベースで優待利回りは2.6%の水準となり、優待・配当利回りでは8.2%となる。

萩原工業<7856>:1189円(+88円)

大幅続伸。前日に22年10月期の決算を発表、営業利益は13.8億円で前期比38.9%減となり、第3四半期決算時の下方修正水準14.3億円を下回った。一方、23年10月期は17億円で同23.4%増と増益転換を予想。また、収容補償金を特別利益に計上することで純利益が膨らむ見込み、それに伴い年間配当金は前期比14円増の50円配を計画。また、新中計を発表、25年10月期経常利益は33億円(22年10月期16.8億円)を計画している。

ラクスル<4384>:3690円(+635円)

大幅反発。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は3.9億円で前年同期単独比5億円の損益改善となり、据え置きの通期予想レンジ10.2-13.3億円の上限値に対しても、進捗率は29.4%に達している。ダンボールワン社の貢献やオーガニックでの成長に加え、利益率も改善している。好決算に加えて、1:2の株式分割実施、3億円を上限とする自己株式の取得実施なども発表、ポジティブ評価が高まる形に。

グッドコムA<3475>:875円(+150円)

ストップ高。前日に22年10月期の決算を発表、営業利益は46.1億円で前期比34.2%増益となり、11月28日の上方修正水準となっている。また、23年10月期は54.5億円で同18.2%増と、連続2ケタ増益見通しとしている。年間配当金は、株式分割を考慮すると前期比5円増となる35円を計画。仕入が好調で同57.5%増と大幅増収を想定しており、利益計画は保守的ともしている。

スパイダープラス<4192>:871円(+53円)

大幅に反発。基本特許技術「チェックリスト指摘管理連携」を業界で初めて取得したと発表している。建設DXサービス「SPIDERPLUS」にアップロードした建築図面と施工品質管理での検査チェックリスト、チェックリストに基づく検査で指摘された事項の是正状況を連携させ、一元管理する技術。チェックリストによる検査と指摘管理がSPIDERPLUSで完結し、施工品質管理業務のDXを実現するとしている。

アクシージア<4936>:1520円(+131円)

年初来高値。23年7月期第1四半期(22年8-10月)の営業利益を前年同期比21.8%増の3.91億円と発表している。中国市場への広告投下や同市場を主なターゲットとした製品開発を進めた結果、越境ECを含めた中国国内の売り上げが好調に推移した。通期予想は前期比11.3%増の18.18億円で据え置いた。進捗率は21.5%にとどまっているが、第1四半期の良好なスタートが評価され、買いが入っているようだ。

SOSEI<4565>:1997円(+46円)

大幅に反発。バイオ医薬品企業のアッヴィ社との炎症性疾患及び自己免疫疾患を対象とした創薬提携で、研究段階での重要なマイルストンを達成したと発表している。そーせいグループは1000万ドル(約13.68億円)を受領し、全額を22年12月期第4四半期の売上として計上する見込み。同社は契約一時金と初期マイルストン合計で最大3200万ドル、開発・販売の達成に応じた最大3億7700万ドルのマイルストンなどを受領する権利を有している。

《ST》

提供:フィスコ

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