ビジョナルが3日ぶり急反落、8~10月期営業益46%増もいったん好材料出尽くしとの受け止め
ビジョナル<4194>が3日ぶりに急反落した。14日取引終了後に発表した23年7月期第1四半期(8~10月)の連結決算は、営業利益が前年同期比46.0%増の37億300万円だった。大幅増益となったほか、通期計画に対する進捗率も約30%と順調だった。ただ同社株は12月2日に年初来高値をつけて軟化した後、今回の決算発表に向け再び上昇圧力がかかっていた。IT専門人材のニーズが高まるなかにあって、転職サイト「ビズリーチ」事業に対する期待から先回り買いが入っていたようだ。このため、好決算を発表したにもかかわらず、いったん材料出尽くしと受け止めた売りが膨らんだ。
売上高は同38.1%増の132億1800万円、最終利益は同42.2%増の25億3100万円だった。ビズリーチ事業のほか、人材管理システム「HRMOS」事業が好調に推移した。通期の業績予想は据え置いた。