話題株ピックアップ【夕刊】(3):インフォR、クルーズ、マイクロアド

注目
2022年12月22日 15時18分

■INFORICH <9338>  10,120円  +1,500 円 (+17.4%) ストップ高   本日終値

20日に東証グロース市場に新規上場したINFORICH<9338>がストップ高の1万120円に買われた。同社は、スマートフォン向けの充電器の貸出サービス「ChargeSPOT」の運営が主な事業。ウィズコロナで経済活動が再開し、街中に人が増えてきたことが追い風となり、成長が期待されている。また、上場初日は買い気配のまま取り引きが成立しなかったものの、21日に初値をつけたことで、東京証券取引所の即日現金徴収規制がきょうから解除されており、これも個人投資家による買いを後押ししているようだ。

■岡野バルブ製造 <6492>  2,782円  +282 円 (+11.3%) 一時ストップ高   本日終値

岡野バルブ製造<6492>が急伸した。21日取引終了後、22年11月期の連結業績に関し、最終利益がこれまでの予想の2億3500万円から4億8300万円(前期比59.4%増)に上振れて着地したようだと発表した。減益予想から一転して、増益で着地する見込みとなったことを好感した買いが入った。一方、売上高は70億9000万円から68億8700万円(同17.8%増)と下振れて着地したようだ。メンテナンス部門において、東北・福島地区の原子力案件が計画変更で繰り延べになった一方、バルブ製造部門での採算性管理の徹底が奏功した。原子力発電向け弁・部品の販売が堅調だったほか、メンテナンス部門での稼働効率向上も利益拡大に寄与したという。

■クルーズ <2138>  1,039円  +89 円 (+9.4%)  本日終値

クルーズ<2138>が大幅続伸。21日の取引終了後、100%子会社CROOZ Blockchain Labが新規ブロックチェーンゲーム「エレメンタルストーリーワールド(仮称)」の開発を行うと発表しており、好材料視された。「エレメンタルストーリーワールド(仮称)」は、クルーズ100%子会社StudioZが運営するオリジナルのスマートフォン向けパズルRPG「エレメンタルストーリー」のアセットを活用し、新たなブロックチェーンゲームとしてリリースするゲーム。「エレメンタルストーリー」は7秒間のうちにピースを動かして特定のカタチを描くことで必殺技スキルを発動・乱射させて戦うスマホ向けパズルRPGで、単にピースをつないで必殺技を出すだけのパズルゲームではなく、手軽ながらも奥深い戦略性と爽快感を併せ持つゲーム性が評価され、15年のリリース以降、累計1500万ダウンロードを突破している。

■マイクロアド <9553>  1,888円  +130 円 (+7.4%)  本日終値

マイクロアド<9553>が急伸。同社はきょう、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)事業の第1号投資案件として、インドネシアのヘルステック企業であるMedifa Infoyasa Suryantara(MIS)への出資を決定したと発表。MISは、医療機関におけるさまざまな業務をデジタル化するクラウドサービス「DoctorTool」の提供を行っている企業。インドネシア保健省は23年末を期限として、各医療機関が保管するカルテの電子化を義務づけており、同社ではカルテの電子化機能を持つ「DoctorTool」の導入需要は今後より一層高まるとみている。

■サイジニア <6031>  837円  +44 円 (+5.6%)  本日終値

サイジニア<6031>は7日ぶりに反発した。21日取引終了後に株主還元の方針に関する発表を行い、これが株価の支えとなったようだ。同社によると、6月の臨時株主総会と9月の定時株主総会において剰余金の処分の議案について株主の賛同を得たことを受け、剰余金を活用した株主還元策として当面は自己株式の取得などを実施していく方針という。

■八洲電機 <3153>  1,051円  +52 円 (+5.2%)  本日終値

八洲電機<3153>が大幅高で5日ぶりに反発。21日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を610億円から620億円(前期比3.3%増)へ、営業利益を23億円から26億円(同22.4%増)へ、純利益を16億円から17億円(同11.3%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を22円から25円(前期22円)へ引き上げたことが好感された。プラント事業を中心に、老朽設備の更新工事や設備の維持・保全案件などの付加価値の高いエンジニアリング案件が、第4四半期においても好調に推移する見通しであることが要因としている。

■オンコリス <4588>  538円  +24 円 (+4.7%)  本日終値

オンコリスバイオファーマ<4588>は上げ足加速。21日の取引終了後、国内で進めているテロメライシン(OBP-301)の放射線併用食道がんフェーズ2臨床試験で最終症例を組み入れたと発表。治験の進捗状況を好感した買いが入ったようだ。今回、同治験の目標症例数に到達したことを確認したという。主要評価項目である食道がんの局所奏効率に関する結果の取得時期は、2023年第3四半期~第4四半期になる見通し。なお、現時点までに治験を中断するような重篤な安全性の問題は出ていないとしている。

■ニーズウェル <3992>  798円  +30 円 (+3.9%)  本日終値

ニーズウェル<3992>が3日ぶりに反発。同社は21日、独自に開発した人工知能(AI)ソリューション「Prophetter(プロフェッター)」シリーズの提供を開始したと発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。Prophetterシリーズは、同社が顧客と実証実験を行いながら開発する業種別AIソリューション「Work AI」のラインアップの一つ。これまで同社がAI導入の開発を通じて蓄積した深層学習を含む機械学習によるAI構築手法・業務システム構築のコア技術を活用し、各業種・業務が直面するさまざまな課題の解決やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を支援する。

■大光 <3160>  685円  +19 円 (+2.9%)  本日終値

大光<3160>が続伸。21日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(6~11月)連結業績について、売上高が305億7000万円から308億2500万円(前年同期比17.7%増)へ、営業損益が1800万円の赤字から1億6400万円の黒字(前年同期2億500万円の赤字)へ、最終損益が1300万円の赤字から9400万円の黒字(同2億1800万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。販売価格の見直しや経費抑制に取り組んだことで、収益性が改善していることが要因としている。

■アエリア <3758>  396円  +10 円 (+2.6%)  本日終値

アエリア<3758>が続伸。21日の取引終了後、未定としていた22年12月期の期末一括配当予想を5円にすると発表したことが好感された。なお、前期実績は5円だった。

●ストップ高銘柄

note <5243>  519円  +80 円 (+18.2%) ストップ高   本日終値

など、6銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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