【今週読まれた記事】日銀ショック乗り越える“個別戦略”を掴む
株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は12月24日から30日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。
2022年も年の瀬となりました。日経平均株価の終値は2万6094円、昨年末からの騰落は2697円(9.4%)安。高値は年初につけた2万9388円、安値はロシアがウクライナへの侵攻を始めた直後の3月につけた2万4681円でした。この頃から急激な円安が進み、年初に115円程度だったドル円相場は一時151円台に達し、経済に大きな影響を及ぼしました。また、食糧やエネルギー価格が高騰し、国内ではインフレが進行しました。
振り返ってみると、ロシア・ウクライナ戦争の影響が極めて大きな1年であったと感じます。国内企業の景況感としてはコロナ禍からの脱却が進んだ上、主力輸出企業には円安がメリットとなり、総じて堅調だったといえます。しかし、急激な円安や物価高が日銀の金融政策に緊縮方向への圧力をかけたことは間違いなく、それが先週の株価急落につながっています。日銀が金融緩和政策を修正したことで、2023年相場は明るい見通しが立ちにくくなっています。
全体としての揚力があまり期待できないとすれば、戦い方は自ずと個別戦略となるでしょう。強いセクター・テーマを捉え、成長力を有する企業を選定するには日々の情報収集と分析が必要となり、なかなかに大変な作業となります。株探はそうした作業を効率的に行える強力なツールです。相場コラムは時事の話題で時流を捉える手伝いとなり、特集を読めば成長株や有力な投資テーマをまとめて知ることができます。来年も株探をご活用ください。
先週20日に発表された日銀の金融政策修正は市場に大きなインパクトをもたらしました。相場コラムはこの話題でもちきりとなっています。「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─日銀ショックを戦略的買い下がりで乗り切る!」の北浜氏は、わかりやすい言葉で詳しく解説を加え、更にこの状況下で狙い目となる業界と銘柄を指南。多くの方に読まれ今週のアクセスランキング3位に輝きました。
「金融正常化の道筋をつけておきたかったのではないか」と、来春のポスト黒田を睨んだ一手であったと指摘するのは「【杉村富生の短期相場観測】 ─インバウンド、スマスロ関連を狙う!」の杉村氏。「いずれにせよ、この9年間が異常だった。なにもビックリする必要はない。正常化への一歩である」と長期的視点を示した上で、現時点の投資戦術についても言及。この記事はランキング5位を獲得しました。
そのほか相場コラムは今週もすべての記事が上位ランキング入りとなっています。<相場観特集>では第一線で活躍する市場関係者2氏に年末年始相場の見通しを伺いました。どの記事もお見逃しなく。
【植木靖男の相場展望】 ─かつて困った時の薬株がいまは金融株?
富田隆弥の【CHART CLUB】 「キャッシュを枕に越年」
大塚竜太氏【年末年始の東京市場、投資の勘所を探る】(1) <相場観特集>
田部井美彦氏【年末年始の東京市場、投資の勘所を探る】(2) <相場観特集>
告知記事が上位ランキング入りしましたので、当欄でも紹介させていただきます。
2023年元日から4日にかけて「新春特集」を28本配信いたします。相場コラム執筆陣による新年の有望株大予想は毎年大注目を集める人気コンテンツ。そのほか識者による、株式はもちろんコモディティや為替の23年相場の予想など、年末年始に読みたい記事が目白押しです。ご期待ください。
今週のアクセスランキング首位を獲得したのは、電子化を強く推進する政府の後押しによって加速する「医療DX(デジタルトランスフォーメーション)」をリポートした「国策背景に改革が着実に進行、『医療DX』で浮上する妙味株7選 <株探トップ特集>」。マイナ保険証やオンライン診療などが普及し、活躍の場が広がる医療DX関連の有望株を7銘柄紹介し、多くのアクセスを獲得しました。
投資テーマ関連では、GX(グリーントランスフォーメーション)の流れに乗って理想買いの段階からついに開花期を迎えた「蓄電池」関連の注目銘柄を紹介した「GX時代にパワー全開! 株高材料満載の『蓄電池』関連を追え <株探トップ特集>」が11位にランクイン。そのほか以下の記事も上位ランキング入りとなっています。
日銀YCC修正で新局面、脚光浴びるIT系「円高メリット株」緊急リサーチ <株探トップ特集>
首都高開通60年、更新需要で化ける「老朽化対策」関連株・総ざらい <株探トップ特集>
「ガチャガチャ」大旋風到来、カプセル玩具関連株が本格始動へ <株探トップ特集>
「原子力発電」が4位、原子力政策の大転換で関連株に脚光<注目テーマ>
トップと18ポイント差という超僅差で2位となったのは「利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第3弾 33社選出 <成長株特集>」。22年7-9月期に四半期ベースの過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む、利益“青天井”銘柄をリストアップしたスクリーニング特集の第3弾です。先週配信の第1弾、週半ばの木曜日配信の第4弾も上位入りするなど大人気シリーズとなりました。
利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第2弾 33社選出 <成長株特集>
利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第3弾 33社選出 <成長株特集>
利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第4弾 37社選出 <成長株特集>
スクリーニング記事では高配当利回りランキングが多くのアクセスを獲得し、配信した2記事がどちらもトップ10入り。<割安株特集>では「10万円以下で買える」も上位入りしています。
【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 12月28日版
まだ間に合う、12月配当【高利回り】ベスト30 <割安株特集>
10万円以下で買える、大幅増益&低PBR 30社【プライム】編 <割安株特集>
10万円以下で買える、大幅増益&低PBR 28社【スタンダード】編 <割安株特集>
株探プレミアム専用コラムは、今週は3記事を配信。1記事目は智剣・OskarグループCEO兼主席ストラテジストの大川智宏氏による「日本株・数字で徹底診断!」第103回、「景気悪化なら、減配リスク・ゼロの“業績リオープン”に注目」。足元までの業績は赤字だが、期先に黒字へと転換が見込める銘柄を"業績リオープン銘柄"と名付け、こうした銘柄は“不況時に良好なパフォーマンスを見せる”と、過去20年のデータから投資効果を示します。今回は更に景気の変化の影響を受けにくい“配当”をファクターとして追加。銘柄リストを3ページ目に掲載しています。株探プレミアムは初回登録時のみ30日間の“無料体験”ができます。まだの方はぜひ無料体験でご覧ください。
2記事目は新連載となる「10年上昇企業」のデータ編、「わずか0.5%の『10年上昇企業』をランキング、22年の明暗を分けたのは」。4000社近い企業の中から、年間騰落率が10年上昇し続けた実績を持つ企業に注目。全上場企業のうち0.5%という狭き門をくぐり抜けた企業を、今回から新たに「10年上昇企業」シリーズとして分析し、その魅力と強さに迫ります。第1回はデータ編として、該当企業のうち10社の概要を“成長性や収益性、株主還元”の視点から解説します。
3記事目は「世界トップに得意技で対抗、5期連続の2桁増益を見込むテンバガー」。「10年上昇企業」第2弾として、株探プレミアム編集部が個別企業に独自取材を行った注目のシリーズとなります。本記事ではERP(統合基幹業務システム)分野で異彩を放つビジネスエンジニアリング <4828> [東証P]に光を当て、同社のビジネスモデルや営業利益率の高さを深掘りします。「10年上昇企業」待望の第3回は本日31日(月)9時に配信予定です。
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株探の看板記事「明日の好悪材料」と「本日の【サプライズ決算】速報」は、引け後の材料をまとめてチェックできる便利な記事です。情報収集にぜひご活用下さい。
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (12月23日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (12月26日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (12月27日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (12月28日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (12月29日発表分)
※30日は「該当銘柄なし」
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