「パチンコ・パチスロ」が8位に再浮上、関連銘柄に好決算相次ぐ<注目テーマ>
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10 鉄鋼
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「パチンコ・パチスロ」が8位に再浮上している。
「パチンコ・パチスロ」は昨年11月に、メダルを使わないメダルレス遊技を可能にしたスマートパチスロ(スマスロ)が導入されたことをきっかけに関心が高まったが、その後、東京商工リサーチが1月21日、「2022年はパチンコホールの倒産が前年の2.1倍増の39件に急増した」と発表したことで、人気に水が差される格好となった。東京商工リサーチによると、「スマスロは稼働したばかりで判断は時期尚早だが」としながらも、「期待したほどの効果はなかったとのホールの声が多い」としており、こうした見方がネガティブ視される要因となったようだ。
ただ、ここにきて関連銘柄に好決算が相次いでいることが改めて関心を高めることにつながっている。パチンコやパチスロの周辺機器を手掛けるゲームカード・ジョイコホールディングス<6249>やダイコク電機<6430>が9日の取引終了後に23年3月期業績予想を上方修正し、その要因としてスマスロ関連の好調を挙げている。また、平和<6412>も8日に23年3月期業績予想を上方修正しており、これらが再浮上につながっているようだ。
今年前半にはスマートパチンコ(スマパチ)もスタートする見通しで、市場の更なる活性化も期待されており、高水準の関心は今後も続きそう。この日は、円谷フィールズホールディングス<2767>、GCジョイコ、平和、マースグループホールディングス<6419>、ダイコク電などが買われている。