「中国関連」が24位にランク、ゼロコロナ終了で景気回復期待高まる<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
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8 半導体商社
9 防衛
10 2022年のIPO
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「中国関連」が24位となっている。
中国関連株に対する関心が高まっている。中国国家統計局が1日発表した2月製造業購買担当者景気指数(PMI)は52.6と市場予想(50.5)を上回り、景気拡大と縮小の境目である50を2カ月連続で上回った。新型コロナウイルスの封じ込めを狙った「ゼロコロナ」政策が撤廃されたほか、同ウイルスの感染拡大も落ち着いたことから、中国の景気は上向き傾向にある。
また、5日から中国の国会に相当する全国人民代表大会(全人代)が開幕し、23年の実質経済成長率の目標は「5%前後」とされた。市場には、目標達成に向け景気刺激策が打たれるとの期待も膨らんでいる。中国関連株では、コマツ<6301>や日立建機<6305>など建機株、安川電機<6506>やファナック<6954>、SMC<6273>などファクトリーオートメーション(FA)関連株、日本製鉄<5401>やJFEホールディングス<5411>など鉄鋼株、日本郵船<9101>や商船三井<9104>など海運株が注目される。また、化粧品の資生堂<4911>や育児関連のピジョン<7956>などへの物色人気も期待されている。