話題株ピックアップ【夕刊】(2):DTS、ニコン、川重

注目
2023年3月22日 15時15分

■DTS <9682>  3,150円  +65 円 (+2.1%)  本日終値

DTS<9682>が反発。この日、顧客のクラウド環境を診断し、設定不備の検出や検出結果の通知、診断レポートの提供を行う「クラウド設定監査サービス」の提供を開始したと発表しており、好材料視された。同サービスは、トレンドマイクロ<4704>の「Cloud One Conformity(C1C)」の導入・構築をし、AWS Well Architected Framework、ISO27001、NIST、PCI DSSといったフレームワークを基にクラウド環境の設定不備を検知してセキュリティーリスクを可視化することで、情報漏洩などを未然に防ぐという。新たなサービスによる業績への貢献が期待されているようだ。

■ニコン <7731>  1,330円  +23 円 (+1.8%)  本日終値

ニコン<7731>は反発。20日の取引終了後、自社株2645万1400株(発行済み株数の7.6%)を3月31日付で消却すると発表したことが好感された。消却後の発行済み株数は3億5147万6686株となる予定だ。

■川崎重工業 <7012>  2,737円  +41 円 (+1.5%)  本日終値

川崎重工業<7012>が4日ぶりに反発。21日付の日本経済新聞朝刊で「飲食店で配膳・接客するアーム付き自走ロボットの新型機を2023年度に発売する」と報じられており、好材料視された。記事によると、飲食店などで試験導入している従来機よりスムーズに動けるようにしたほか、人工知能(AI)を搭載して接客や案内もできるように改良したという。また、24年度には病院向けの自走ロボも発売予定としており、サービスロボット事業強化の姿勢が評価されているようだ。

■全国保証 <7164>  5,270円  +60 円 (+1.2%)  本日終値

全国保証<7164>が高い。午前11時35分ごろ、26年3月期に営業利益450億円(23年3月期予想400億円)を目指す中期経営計画を発表したことが好感された。新規保証の実行に加えM&Aなどによる保証残高の更なる積み上げを図るのに加えて、周辺事業への進出による新たな収益源の獲得に注力する方針という。

■新光電気工業 <6967>  3,705円  -240 円 (-6.1%)  本日終値  東証プライム 下落率2位

新光電気工業<6967>が大幅続落。20日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を3220億円から2830億円(前期比4.1%増)へ、営業利益を930億円から750億円(同5.1%増)へ、純利益を670億円から530億円(同0.7%増)へ下方修正したことが嫌気された。パソコン向けに加え、サーバー向けのパッケージ需要減退の影響を大きく受けて、フリップチップタイプパッケージの売り上げが想定を下回る見込みであることに加えて、半導体製造装置向けセラミック静電チャックが半導体輸出規制などを背景に出荷台数が減少し、リードフレームは在庫調整の影響を受けたことが要因。また、スマートフォンの需要低迷によりIC組み立ての受注が減少していることも響くとしている。

■富士通ゼネラル <6755>  3,600円  -230 円 (-6.0%)  本日終値  東証プライム 下落率3位

富士通ゼネラル<6755>は急落。富士通<6702>による富士通ゼの売却手続きに関し、北欧企業のニーベインダストリエが20日、富士通ゼの全部または過半数の取得の検討に関するプロセスを打ち切ることを決めたと発表した。富士通ゼ株に対しては、売却時に株価に上乗せされるプレミアムへの思惑が後退する格好となり、売りを促す要因となったようだ。ニーベは富士通ゼの買い手候補の1社とされていた。2月28日にニーベは、富士通ゼの買収について検討中だと発表。同時に、検討と議論はまだ初期段階にあるとしていた。

■JNSホールディングス <3627>  399円  +80 円 (+25.1%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率トップ

JNSホールディングス<3627>がストップ高。この日、子会社ネオスが、米オープンAI社が展開する「ChatGPT」の活用により、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)やビジネスの場面で新たな価値創出を支援する「ChatGPT活用ソリューション」の提供を開始したと発表しており、好材料視された。同ソリューションは、これまでネオスが培ってきたノウハウや技術・開発力を駆使することで、顧客のニーズに応じてChatGPTをより効果的かつセキュアに活用するためのコンサルティングから開発・環境構築まで、幅広い要望への対応を図るというもの。また、ネオスが提供するAIチャットボットサービス「OfficeBot」においても、ChatGPTとの連携を行ったとしている。

■ラバブルMG <9254>  2,044円  +400 円 (+24.3%) ストップ高   本日終値

ラバブルマーケティンググループ<9254>が大幅高で3日続伸。この日、SNSマーケティングなどを手掛けるタイ企業のDTK ADの株式の49%を取得し、子会社化することを決めたと発表。これが株高に弾みをつける材料となったようだ。子会社化を通じラバブルMGは、東南アジアをはじめとする海外におけるSNSマーケティング事業とともに、インバウンド関連での企業のプロモーション活動などの支援に本格的に取り組む。DTK ADは、現地の芸能人やユーチューバーなど3000人以上のインフルエンサーとのネットワークを生かし、日本人経営陣のもとインバウンド向けプロモーションの実績を多数構築してきたという。

■GEI <9212>  888円  +150 円 (+20.3%) ストップ高   本日終値

Green Earth Institute<9212>が後場に急騰。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)がこの日、グリーンイノベーション基金事業の一環として、「バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクルの推進」に関するプロジェクトに着手すると発表。採択テーマの一つである「水素細菌によるCO2とH2を原料とする革新的なものづくり技術の開発」の実施予定先に、GEIが含まれており、これを材料視した買いが集まったようだ。実施予定先には同社のほか、双日<2768>やDIC<4631>、ダイセル<4202>、東レ<3402>と電力中央研究所が含まれている。

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