話題株ピックアップ【夕刊】(3):HOUSEI、インフォネ、JTP

注目
2023年3月22日 15時19分

■HOUSEI <5035>  747円  +100 円 (+15.5%) ストップ高   本日終値

HOUSEI<5035>がストップ高。20日の取引終了後、機器の寿命予測に関する特許を取得したと発表しており、材料視されたようだ。機器や機器を構成する部品の劣化度あるいは新鮮度を、機械学習を利用して予測する技術に関する特許という。決まった時期に交換するのが従来の対応だったが、機器の寿命をAIで予測し、予定よりも早く壊れそうな機器などを交換する「パターン処理」の実現につながるとしている。

■インフォネット <4444>  1,905円  +251 円 (+15.2%) 一時ストップ高   本日終値

インフォネット<4444>がマドを開けて急騰、一時24%高に買われる人気となりフシ目の2000円大台を回復した。同社株の2000円台乗せは2020年6月以来、2年9カ月ぶりとなる。Webサイトのデザインやコンテンツ管理・運営を主力展開する一方、子会社などと連携してチャットボットシステムなど人工知能(AI)分野に傾注しており、米国株市場を基点とするAI関連株人気に乗り、3月上旬を境に大相場に発展している。前週末17日付で増し担保規制がかかり上げ足が鈍る場面があったが、その後も波状的な投資資金の流入が続き上値指向が加速した。時価総額50億円未満の小型株で値動きの軽さに着目した個人投資家などの参戦が活発化している。

■JTP <2488>  979円  +128 円 (+15.0%) 一時ストップ高   本日終値

JTP<2488>が異彩高で5日続伸。海外IT企業の保守やIT研修事業を主要業務とし、AIチャットボットサービスなどにも積極展開を図っている。中小企業基盤整備機構(本部・東京都港区)のオンラインの経営相談チャットサービスではAIシステムを使った支援ビジネスを行っており、株式市場でテーマ買いの動きが強まっているAI関連の一角として頭角を現した。上値では目先筋の利益確定売りに押され、上ヒゲをつける傾向はあるものの、信用買い残は依然として低水準で需給面の軽さが強みとなっている。業績も好調、営業利益は22年3月期の24%増益に続き、23年3月期も前期比26%増の5億5000万円を見込むなど大幅増益路線を走る。

■岡本工作機械製作所 <6125>  5,380円  +390 円 (+7.8%)  本日終値

岡本工作機械製作所<6125>が急反発。20日の取引終了後、23年3月期の期末配当予想を80円から100円へ増額修正した。年間配当予想は180円となり、前期実績に対しては40円の増配になる予定だ。

■レントラックス <6045>  806円  +47 円 (+6.2%)  本日終値

レントラックス<6045>は急伸。20日の取引終了後、23年3月期の期末一括配当予想に関して、これまでの普通配当11円の予想に記念配当10円を加え、21円(前期末比11円増配)に見直すと発表した。これを好感した買い注文が入ったようだ。今期は創業以来、最高額の取扱高を計上する見込みとなり、記念配当を実施する。同時に発表した2月の月次の取扱高は前年同月比67.2%増の23億7100万円、売上高は同15.5%増の2億8500万円だった。

■パレモ・HD <2778>  222円  +12 円 (+5.7%)  本日終値

パレモ・ホールディングス<2778>が大幅反発。午前9時ごろ、集計中の23年2月期連結業績について、売上高が174億円から175億1300万円(前の期比2.2%減)へ、営業利益が4億5000万円から5億2700万円(前の期7億900万円の赤字)へ、最終利益が4億9000万円から5億6200万円(同13億9300万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。行動規制がなく、通勤やイベント開催などの外出需要が回復したことに加えて、天候が順調に推移したことで既存店売上高が想定の前の期比3.0%増を上回り同4.1%増となったことが要因。また、経費削減を継続して実施したことも寄与した。

■トリプルアイズ <5026>  815円  +43 円 (+5.6%)  本日終値

トリプルアイズ<5026>が急伸。正午ごろ、顔認証AI「AIZE Biz(アイズビズ)」が、チームスピリット<4397>が提供する働き方改革プラットフォーム「TeamSpirit」との連携を開始したと発表しており、好材料視された。「AIZE Biz」は、AIによる顔認証で出退勤の打刻を行えるアプリケーションサービス。今回の連携によって、「AIZE Biz」で顔認証を行った日時情報をリアルタイムで「TeamSpirit」の出退勤情報として自動登録することが可能になるとしている。

■メタリアル <6182>  1,488円  +76 円 (+5.4%)  本日終値

メタリアル<6182>が3日続伸した。20日の取引終了後、同社のグループ企業がメタバース空間共有プラットフォーム「どこでもドア」において、チャットGPTにより英会話の練習ができる「AI先生」のβ版を公開したと発表。これを手掛かり視した買いが集まったようだ。メタバース空間において、無料でいつでも好きなだけ英会話の練習ができるのが特徴。話すスピードや単語の難易度レベルを調整できるなど、初心者から上級者まで楽しめるという。

■GMOペパボ <3633>  1,875円  +94 円 (+5.3%)  本日終値

GMOペパボ<3633>が高い。午後2時ごろ、「ChatGPT」を活用したマーケティング支援機能をEC関連3サービスで提供を開始したと発表しており、好材料視された。サービスを開始するのは、「カラーミーショップ by GMOペパボ」「minne(ミンネ) by GMOペパボ」及び「SUZURI(スズリ) by GMOペパボ」の3サービス。第1弾の「カラーミーショップ」では、SNS投稿用の宣伝文章を生成する機能「カラーミーAIアシスタント(β)」(ベータ版)をユーザー向けにiOSアプリで無料提供を開始するとしており、ユーザーが登録した商品情報をもとにツイッターやインスタグラムなどのSNSに共通して投稿できる文章をAIが自動生成する。

■ヨロズ <7294>  801円  +39 円 (+5.1%)  本日終値

ヨロズ<7294>が急伸した。この日、23年3月期の連結業績予想の修正を発表し、営業利益の見通しを18億円から25億円(前期比19.3%増)に引き上げた。減益の見通しから一転して増益を計画する。あわせて、完成車メーカーからの受注獲得についても発表しており、好感されたようだ。売上高の見通しは1660億円から1600億円(同25.7%増)に引き下げた。取引先の生産台数の減少の影響を受けた半面、生産終了となったプロジェクトの生産設備の補償などが寄与する。合理化活動の成果も想定以上となり、利益を押し上げる要因となった。更にヨロズはトヨタ自動車<7203>から「プリウスHEV」などで、リアサスペンション向けのリアロアアームを受注したと発表。自社の特許技術を採用した部品で、すでに生産・納入を始めているという。日産自動車<7201>からも「セレナ」のフロントサスペンション向けにフロントロアリンクを受注し、生産・納入を開始したとしている。

●ストップ高銘柄

EduLab <4427>  615円  +100 円 (+19.4%) ストップ高   本日終値

ワイエスフード <3358>  659円  +100 円 (+17.9%) ストップ高   本日終値

ELEMENTS <5246>  1,106円  +150 円 (+15.7%) ストップ高   本日終値

ヘッドウォータース <4011>  11,490円  +1,500 円 (+15.0%) ストップ高   本日終値

など、8銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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