【↓】日経平均 大引け｜ 小幅続落、円高が警戒され利益確定の売り優勢 (3月24日)
日経平均株価
始値 27368.62
高値 27397.29(14:48)
安値 27257.44(10:08)
大引け 27385.25(前日比 -34.36 、 -0.13％ )
売買高 10億1922万株 (東証プライム概算)
売買代金 2兆5249億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
１．日経平均は34円安と小幅続落、週末で見送り気分も強い
２．預金保護に絡むイエレン発言を好感しNYダウなどが上昇
３．利益確定売りや為替の円高も警戒され日経平均は軟調に推移
４．米長期金利低下で利ザヤ縮小を警戒し銀行株などが下落
５．買収提案の受け入れを表明した東芝が値を飛ばす展開に
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比75ドル高と反発した。FRBの利上げ停止が近いとの期待感からハイテク株を中心に買いが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は小幅続落。足もとで円高が進むなか、買いが手控えられ軟調に推移した。
前日の米株式市場では、NYダウが反発。預金保護に関するイエレン米財務長官の発言を好感する買いが流入した。ただ、東京市場では為替の円高が進行していることに加え利益確定売りも流入し、日経平均は軟調に推移。週末で積極的な売買は手控える動きも強まった。期末の配当権利取りの動きも強まり海運株などが値を上げたが、米長期金利低下による利ザヤ縮小が警戒され銀行株が軟調となった。
個別銘柄では、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が安く、トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>、ファナック<6954>、ＳＭＣ<6273>が値を下げた。富士通<6702>や村田製作所<6981>が軟調で三井不動産<8801>やＪＲ東海<9022>も下落した。
半面、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、ＳＵＭＣＯ<3436>といった半導体関連株が高い。日本郵船<9101>や川崎汽船<9107>も値を上げた。買収提案の受け入れを表明した東芝<6502>が値を飛ばした。キーエンス<6861>やリクルートホールディングス<6098>もしっかり。直近IPOＯのＳＨＩＮＫＯ<7120>やハルメクホールディングス<7119>が急伸した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、信越化 <4063>、リクルート <6098>、第一三共 <4568>、ＨＯＹＡ <7741>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約60円。うち31円は東エレク1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、テルモ <4543>、ファナック <6954>、アドテスト <6857>、ＫＤＤＩ <9433>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約56円。うち29円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は14業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)電気・ガス業、(3)医薬品、(4)石油石炭製品、(5)パルプ・紙。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)その他金融業、(3)保険業、(4)銀行業、(5)証券商品先物。
■個別材料株
△東洋建 <1890> [東証Ｐ]
28年3月期営業益目標150億円以上とする中期計画を策定。
△フロンテオ <2158> [東証Ｇ]
創薬支援AIシステムでの評価対象疾患の大幅拡充。
△サイステップ <3810> [東証Ｓ]
サンドボックスゲーム「テラビット」の期待感高まる。
△フジＨＤ <4676> [東証Ｐ]
今期純利益予想を上方修正し記念配実施。
△コスモＨＤ <5021> [東証Ｐ]
新中期計画での株主還元方針を評価。
△リブセンス <6054> [東証Ｐ]
転職口コミサイトに「チャットGPT」を連携。
△ユニバーサル <6425> [東証Ｓ]
今期は一転最終増益の見通し。
△東芝 <6502> [東証Ｐ]
買収提案受け入れ発表でTOB価格にサヤ寄せ。
△ミナトＨＤ <6862> [東証Ｓ]
Webサイト制作会社を孫会社化へ。
△ポート <7047> [東証Ｇ]
「GPT-4」搭載の面接診断AIサービス開始。
▼Ｊフロント <3086> [東証Ｐ]
23年2月期最終利益が計画下振れ。
▼オプトエレ <6664> [東証Ｓ]
販管費の増加で第1四半期営業益50％減。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)リブセンス <6054>、(2)リズム <7769>、(3)ギフトＨＤ <9279>、(4)ＣＥＨＤ <4320>、(5)ファイバーＧ <9450>、(6)コスモＨＤ <5021>、(7)ＧＭＯ－ＧＳ <3788>、(8)フジＨＤ <4676>、(9)イビデン <4062>、(10)アステリア <3853>。
値下がり率上位10傑は(1)ブレクスルー <2464>、(2)冨士ダイス <6167>、(3)ソシオネクス <6526>、(4)日立造 <7004>、(5)ジャムコ <7408>、(6)ＨＥＲＯＺ <4382>、(7)ＩＢＪ <6071>、(8)チェンジ <3962>、(9)Ａｐｐｉｅｒ <4180>、(10)メドレー <4480>。
【大引け】
日経平均は前日比34.36円(0.13％)安の2万7385.25円。ＴＯＰＩＸは前日比2.00(0.10％)安の1955.32。出来高は概算で10億1922万株。東証プライムの値上がり銘柄数は850、値下がり銘柄数は881となった。東証マザーズ指数は754.75ポイント(0.26ポイント高)。
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