来週の為替相場見通し＝植田総裁就任後、初の日銀決定会合など注目
来週の外国為替市場のドル円相場は、日銀金融政策決定会合や米経済指標などが注目されそうだ。予想レンジは１ドル＝１３３円００～１３５円００銭。
２７～２８日に日銀の金融政策決定会合が開催される。植田日銀総裁が就任して初の決定会合だけに、注目度は高いが市場では金融政策の修正は見送られる、との観測が有力だ。見送りの場合でも、植田総裁の記者会見での発言は高い関心を集めるとみられている。また、２８日には３月失業率・有効求人倍率、４月東京都区部消費者物価指数が発表される。海外では２７日に米１～３月ＧＤＰ速報値、２８日には米３月個人消費支出（ＰＣＥデフレーター）が発表される。特に、米金融政策の動向を探るうえでＰＣＥデフレーターは注目されそうだ。更に、２５日に米４月消費者信頼感指数、２６日に米３月耐久財受注が発表される。
